哺乳類の大半は二色覚と言います。赤を感じる錐体細胞がありません。三色覚は人などの霊長類ぐらいです。哺乳類の元はネズミの様な小型のもので、昼間は恐竜に襲われる危険が多いので、暗い時間に活動したと考えられます。
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夜行性の動物はいかに少ない光でも物を見る事ができるかが切実で、色を見る必要性は少なかったようです。従って明暗を判別する桿体細胞(かんたいさいぼう)が発達したようです。
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動物の中では光の届かない深海や暗闇で生活するものがあります。コウモリは世界に1000種あると言われ、多様です。
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コウモリは超音波を使って獲物や障害物を見つけます。超音波は空気振動による音ですので感じるのは耳の鼓膜です。鼻や口から音を出して耳で聴くことによって世界を見ているといえます。
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コウモリの発する超音波は、普通は私たちの耳には聞こえない、耳で聞こえる「可聴音」の周波数は20ヘルツから20キロヘルツだが超音波とはそれらより高い周波数を言います。(周波数とは1秒間に何回振動するかで、1キロヘルツは1秒間に千回振動することを言います)、コウモリは蛾や蚊などの小さな昆虫を食べますが、音波は周波数が高いほど小さなものを見つけやすい性質があります。
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周波数が高いと遠くには届きづらい欠点がありますので、獲物の大きさによっては鼻から出す超音波の周波数を変えながら捉える事もします。一方ある種の蛾は超音波を聞き取って避けたり、妨害音波を出して撹乱する事もあります。
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昆虫と色ーサピエンスー18