2016年にオーストラリアのシドニーで開催された光と音楽の空中ショーは空を飛べない人類が鳥の能力に迫った事を証明する一大出来事であった。音楽に合わせてドローン100機が同時に飛ぶショーでありました。
我々は鳥の自由に飛ぶ姿に嫉妬し、群で一糸乱れず駆け巡る姿に憧れと美しさを感じてきたが、今回人間の叡智がそれを成し遂げた。
これを開発したインテル社はアメリカのカリフォルニアに本社を置く半導体素子メーカーでコンピュータの心臓部と言われるCPU(マイクロプロセサー)を作ってアップル社やマイクロソフト社に納入している。
今では「インテル入ってる」というロゴで安心してコンピュータを使っている。この分野で世界1位だけでなく、世界のコンピュータの8割に使われている。
その会社が今回コンピュータ用ではなく、ドローン用にCPUを作ったと言う。今回の祭典 「VIvid Sydney」は音楽に合わせてドローン100機を同時に飛ばすパフォーマンスショー「Drone 100」を開催した。
100機のドローンが編成飛行し、オーケストラの生演奏に合わせて、夜空に光のアートを繰り広げた。
このドローンにはインテルがドローン用に作成した特別のCPUを搭載して、GPSやジャイロンセンサー、電子コンパスなど様々なセンサーが搭載され、各種センサーから刻々と伝わる位置と周囲のドローンの位置関係を常に把握しながら、自動的にプロペラの回転を調節しながら、生演奏に合わせて一糸乱れず飛び光のアートを演出すると言う凄いショーでありました。
このショーでドローンが物を運ぶ、撮影するだけでない、大きな可能性を見せつけました。
小型ドローンと人工知能ー38
人工知能と法律2-36