ブロックチェーンの仕組-通貨-41

ブロックチェーンとは「コンピュータとネットワークを使って価値を流通させるための仕組み」となる。このとき価値とはお金、証券、債権、ポイント、クーポン、チケットなどを含みます。現実のお金は「法定通貨」と言い、ブロックチェーンの中で流通するお金は「仮想通貨」と言う。

ブロックチェーンのネットワークには中心がありません。このネットワークワークにはリーダーが有りません。全てのPCが平等で、全員がデータをコピーし合い、勝手に仕事をする。みんなに同じ内容のデータがまわつてくるので勝手に仕事をしても、みんな同じ結果になります。これは「自律分散システム」と言います。

デジタルのお金を表現するには、通常の口座と同様に次の要素が記録されれば良い。

時刻.人、種類、金額、初め残高、残高
9:00、A、出金、600、1000、400

9:00、B、入金、600、500、1100

ブロックチェーン上では取引の記録が全て公開情報となつており、ネットワークに参加する皆に、コピーされ、共有されます。ブロックチェーンでは銀行口座の一覧表のような機能はありませんが、その代わり公開暗号鍵に対応する「ウォレットアドレス」の仕組みがある。

この一種の暗号を入力すると口座を開く事ができる。取引に記録されているお金を送金出来るのはウォレットアドレスに対応した秘密鍵を持っている者だけです。

仮想通貨の取引をしたい時はウォレットアドレスを手に入れる(ウォレットアプリのインストール)必要があります。ウォレットアドレスには公開鍵暗号が付いているので、手元のパソコンで計算させて、「秘密鍵と公開鍵のペアー」をつくればウォレットアドレスが出来利用が可能となります。
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