最近経済が活性化された国があると言う。スエーデンは現金をやめると宣言して、スマートフォンの決済に変えた。スーパーの買い物、教会への寄付までスマートフォン決済にした結果経済が活性化し、GDPが24%増加したと言う。
「現金をやめると物を買う心理的ハードルが下がり手軽に買うようになる」らしい。指や腕にICチップ(長さ10ミリ)を埋め込み手をかざすだけで良い、この方式は盗むのが難しいので、銀行強盗も減ったそうだ。
ドイツでは「錆びるお札」と言うものが出てきた、それはお札に有効期限がきめてあり、期限が来たら価値がなくなるから流通が良くなるので、積極的に使おうとしている。
又地域通貨ーキームガウアーは、ユーロと1対1で両替でき、その時3%加算されその分はスポーツチームや介護施設に寄付できる、使わないと年間6%減っていく。
つい最近までお金は「キン」によって信用された。だが金は地球上に一編が21メートルのサイコロ分しか無い。金と交換できる兌換紙幣は金本位制と言った。
だがこの後金が不足して維持出来なくなり、不換紙幣となり、信用は国が保証する体制に変わった。この通貨は景気を見ながら計画によって発行するので、政策によって信用が揺らいだり、景気が思うようには回復しなくなって来た。
ネット上でやり取りされるデジタル通貨は24時間稼働し、管理者が居らないので、発行量は勝手に増やせない、国境の概念が無いから企業倒産、為替、貿易摩擦、金融危機で価値が左右される事が無い。取引記録はネット上の利用者全員で共有し、一部不正があっても、他のパソコンで正しく維持される。これまで国が支えて来た信用はテクノロジーが支えてくれる。
マネー新時代ー仮想通貨ー44
現金が消えるー仮想通貨ー42