最近の流行語のGAFA (ガーフア)をご存知でしょうか、今や世界をリードするアメリカの巨人、グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンを言います。個人の生活、株式市場、政治にまで影響を及ぼしている。
東洋経済のGAFA特集には「あらゆる産業を飲み込む4巨人」の副題が付いている。
検索の巨人グーグルは「世界中の情報を整理して世界中にアクセスして使えるようにする」事を目指す。
2005年にはスマートフォンのアンドロイドを、2006年には動画共有サイトのユーチューブを買収し、広告の掲載領域を増やした。世界で月間19億を超える利用者があるのは「グーグル検索」「 ユーチューブ」「Gメール」「グーグルマップ」など8つあると言う。
スマートフォンの巨人、アップルは2007年iPhoneを発売ご爆発的な成長を遂げた。2011年共同経営者のステーブジョブ氏の死後(56歳)も力はは衰えていない。2015年以降IPHONE の販売台数は年2億台を超えその利益は世界のスマホ市場の8割を占める。
人と人をネットでつなげるSNS で世界に君臨するのはフェイスブック(FB)だ。月間利用者は22億人を超えSNSの巨人である。グーグルと同じく広告収入で成り立っている。実名を原則としているので、データの質が高い。歴史は2004年と一番若いが広告収入はグーグルと肩を並べる。創業者のマーク、ザッカーバーグは34歳と若い。
最後はEC の巨人、アマゾンだ。創業者はジェフ、ベゾフ(54)により本のインターネットで販売からスタートしたが、今や世界に2000ケ所の物流センターを持ち、ネットでの注文品を2から3日で届ける。今後プライム会員には1時間以内のお惣菜の配達や音楽や動画の無料配信で客を引き寄せている。
影響力の巨大化がすすむGAFAに対して日本企業も対応をはじめた。
ユニクロはアパレル分野で1番のライバルと見る、グーグルはAI を駆使した住宅設備機器の会社を買収して、住宅関連に力を入れてきた。室内環境のデータを把握してエアコンの分野に入ってくると、ダイキンにとって脅威となる。
NTTによると人材でも、研究開発の分野では35歳までに3割がGAFAに引き抜かれると言う。トヨタでも競合は自動車会社だけでなく、グーグルやフェイスブックが競合会社になってくるだろう。
一方でサイバー世界だけの事業モデルは限界に来ている、GAFAに力が偏っているのであれば、新しい勢力を作る必要があるとソフトバンクの孫氏は言っている。
GAFA-グーグルー2