建設現場はほとんど遠隔操作による作業になる。オペレーターが自宅でセンサースーツとヘッドマウントディスプレイを装着すれば(頭部装着ディスプレイ)現場の様子がリアルタイムに見える。
現場ではアバター(遠隔ロボット)が作業を行う。この操作はAIの普及により免許も要らなくなるだろう。
原爆事故の除染作業や噴火や毒ガス発生時の復旧作業等危険な作業は遠隔操作が良い。
過疎地域の医師不足では無人の医療診断車が過疎地を、まわり、医師のアバターがX線撮影やCTスキャンの映像を病院のデータセンターにリアルタイムで送りAIが画像診断した結果を医師が最終診断する。
さらに手術ロボットの遠隔操作が出来れば遠隔手術も可能だ。
夢の近未来を5Gが実現すると言う。それは本当に実現するのか、実はこの議論にはウソとホントが入り混じっていると言う。
もともと通信の発達による未来予測はあまり当たらないという。通信技術の進歩によって音楽配信が増え、CDが売れなくなり、逆に臨場感を求めてアーティストのライブに人が集まる結果が生まれている。
通信技術の進歩は人の欲望、気持ち、費用、社会インフラ等が絡まってくる。1000倍の速度や超遅延が一般ユーザーに求められているかは疑わしい。4K,8K の細密映像が小さい画面のスマホではほとんど変わらない。
現在のところ通信超遅延が本当に必要なのは遠隔医療ぐらいしか思い浮かばないが、今後何が出てくるか、楽しみでもあり恐怖でもある。