大阪南海線の普通電車に乗ると七道と言う駅があります。七道駅の前にはチベット探検の河口慧海の像がある。
ヤギを連れてこじきの様に歩く異様な像である。ところが最近古本屋で「仏教の長生不老法」河口慧海著を見つけ、入手しました。
明治時代に鎖国で日本が入れなかったチベットに中国人と偽って入り、想像を絶する苦難の末に仏教の経典を持ち帰ったと言います。
解説によると河口慧海は1866年、和泉国堺に樽桶製造業の家に生まれ、職人に学問は要らないと、小学校を退学させられた。
しかし勉学の念抑え難く、夜学に通い15歳の時信貴山の毘沙門天で10年間修行した。
その後上京して哲学館(現在の東洋大学)に入学、その後黄檗宗五百羅漢寺で得度し、慧海と名乗る。
チベット語研究とチベット大蔵経入手の為チベット行きを計画し、明治30年神戸を出発し鎖国のチベットを探検する事になる。