スマホユーザーにとっては4Gでも不満はない。それでも5Gに進むのは政治的な意味合いが強い。これは諜報インフラをめぐる政治的支配をめぐっての覇権争いとなつている。
中国製5G基地局の完成により世界を中国共産党に支配されるインフラが完成するかの瀬戸際にあると言う。
4Gと5Gとの最大の違いはデータをダウンロードする速度だけでなく、アップロードする速度が1秒間10GBのデータを1つの端末から吸い上げられる仕様になっている。
つまりスマホやパソコンに数秒繋がるだけで、内部の大半のデータが吸い上げられる最強の「諜報インフラ」になる。
米国のGAFAが中国のファーウエイを支持するのは安く膨大なビッグデータが集まるからである。
そして大量のデータを必要とするのが、中国政府でもある。中国が必要なのは監視国家を作ることで、中国国内の監視のみで無く、「世界監視システム」の完成である。その為に必要なのが5Gである。
数年前、中国国内の監視カメラが数千万台だつた、広大な中国の地方の一都市の数万台のカメラ映像を4Gで集めるには回線が足らないし、百万台になると10ペタビット/秒になり、データセンターに映像が届く前に回線がパンクする。従ってエリア毎に保管されていた。
アメリカの調査によれば2022年に27億台になるだろうと発表した。5G通信時代が完成すれば中国政府のニーズを満たす事が出来る事になる。