胃カメラ-先端技術-1

内視鏡:これまで内蔵の検査や手術は切り開いて行う、死も覚悟しなければならなかつたが、内視鏡と言う便利なものが出来た。胃カメラともいう。1949年に東大の医師からオリンパスに胃の中を映す胃カメラの開発を依頼された。
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当初喉からカメラを飲み込むのは大変な事だったそうだ、開発者はカメラを飲み込むにはどうしたらよいかを試行錯誤し、最後は剣を飲み込む大道芸人に学んだり、当時は飲み込めるほど小さなカメラが無かったし、またフラッシュを焚いても湿気や水で何も見えなかったと言う、そこで極小の電球を開発して、胃の中で灯りをつけたら、胃にへばりついた米粒が1つ見えたそうだ、開発の苦労話は作家吉村昭の「光る壁画」に詳しい。

内視鏡には口、鼻、肛門から挿入するタイプと体の表面に穴を空けて挿入するものとがある。鼻から入れるとオエと言う不快感がなく食道に入っていく。
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また最近カプセルの内視鏡があり、超小型カメラ内蔵で外径11ミリのサイズである。口から飲み込むと撮影機能と無線送信機能が 働く。消化管内部を移動して撮影した画像を体外に送信して、治療が可能となった。
この世界は日進月歩で今後は画像をより鮮明に、カプセルを外からコントロール、あるいはカプセルに移動機能を仕組む試みがなされている。その内に定期的に飲み込んだカプセルが体内を巡り検査をして翌朝検査結果を知らせてくれる夢のような時代が近く来るかもしない。MRI-先端技術ー2

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