いま若者を中心に写真や動画で訴えることが流行となっています。先日音と映像のコンテストの日本賞の発表がありました。写真と動画はいま最も注目の技術と言えます。
グランプリ日本賞は「マイライフ、ビデオブログが私の人生」でした。12歳の少女が動静脈奇形という顔の変形の難病に、明るく前向きにメッセージを、発信し続けるもの、6歳に病気で顔の半分が腫れ悩む、勇気を振り絞ってネットに投稿したビデオが話題となる。若者を勇気ずける内容。
青少年最優秀賞は「#タグづけされた世界」はソーシャルメデイア(SNS)に依存し、悩む若者を描く。
クリエイティブ優秀賞には「イラクから脱失する人の映像」などが話題です。
画像が益々身近になっています。ここでは身体障害に悩むもの、国を追われて放浪する移民の切実な現実が映像化され共感を得ています。
特に動画が流行で今後どう変わって行くかに興味がありますが、その前に動画の元の映画がどんな変遷を辿ったかを知ららべてみよう。
映画はエジソンの発明といわれています。先日若い映画監督の話を聞く機会があり、映画の歴史について、聞きました。
1893年エジソンの映画は手回しで、暗箱のようなところを覗き見する様なものだったそうです。
フランスのリュミエール兄弟が作ったのはカメラと映写機でスクリーンに映す現代と殆ど同じ方式を開発した。 初めて作った「工場の出口」はカメラを固定して出てくる人々を映すだけだったが、画期的なものだった。このほうしきは今の映画の原点になっている。
その後映画はクローズアップの手法で表情を伝えたり、殺人場面と駆けつける警官の場面を交互に映し連想させる技法を取り入れたり、視覚で訴える技法に、その他の感覚ー感情、雰囲気を伝える工夫をしてきた。
このころは無声時代でしたので解説する弁士が現れ徳川無声などの名調子に聞き惚れたものです。
映像技術の進展ー2