今年になって急激に進み始めたAIロボットは果たして世界にどの程度進行しているのか、それは我々の今後の生活にどんな影響を与えるか、また心配なのはAIロボットの進行とその合理化によって生じる失業者の増加だ。
先日NHK特集で「AIの最前線を旅する」が放送されましたので、その内容を追いながら考えよう。
特集ではAIロボットを追ってアメリカ、ヨーロッパ、中国、日本を旅する。
アメリカではラスベガスがサービス業のAIロボットの実験場となっている。
人気のバーは店員が居らず、ロボットが天井にぶら下げた120本のボトルから、客の注文に応じて酒やジュースを選び取り出し、カクテルを作る。
またホテルでは水などの小物を客室にロボットが届ける。エレベーターを無線で開き、客室まで来ると、電話をかけるとドアーを開けるので手渡すことができる。
今後アメリカではラスベガスが最も進み、65%以上の仕事がロボットになると予想する。事務の仕事も完全にとって変わるでしょう。
ラスベガスの労働組合員の5万人がついに声を上げ、テクノロジーが仕事を奪わないように昨年デモ闘争を行った、その結果、5年間は雇用を維持する契約を結んだ。
アメリカではさまざまな場所で、AIロボットの活用が始まっている。期待の分野は農業だ。
イチゴは傷つきやすいので、収穫作業には人手が必要でしたが、AIはカメラで熟し具合をみて、熟したものだけを収穫する事ができる。
このロボット1台で労働者30人分の仕事をすると言う。イチゴ農家の2/3が出資して開発費6億円がまかなわれた。
人の採用面接を、AIロボットが行う。
個人的な印象や感情は完全に排除され、カメラで得た話の内容と表情、言葉のトーンなど25000のポイントから判断をする。
問題はなぜ落ちたかの理由が説明出来ない事だ。しかし今後進むとその説明も出来るようになるのではないかと思う。