AIロボットは東大の入学試験にうかるかのチームを作って挑戦して来た新井紀子氏(国立情報学研究所)は一般水準の入試にはうかる自信ができたが、ある理由で東大にうかるのは難しいと判断したようだ。
その理由は出された問題の意味がわからないと言うコンピュータの弱点が出て来たからだ。
ところが現実を振り返ってみると、現在学生の意味を理解する力、つまり読解力がどんどん落ちている事が分かってきた。
つまり国語の文書を読む力の問題だ。特に日本の学生はインターネットは友達とのチャットが多い、チャットとは短文で伝え合うので、読解力の強化にはならないと言う。
さらにゲームに興じる時間が多く、活字離れが目立っている。
学校でもパソコンでリポートを作成させる等生産的な使い方をさせるべきであろう。
文部科学省は今後1人1台の学生用コンピュータの配備や学校内の通信ネットワーク整備を推進する方針だ。
記述式の例では島の木が消滅した理由について、「町民が伐採した」説と「島への移住者が持ち込んだネズミが木々の種を食べ尽くした」説を比べ、その原因を根拠となる情報を資料から引用させて答えさせた。
どの情報に信憑性があり、その理由を、的確に伝える能力を問われた。ネットには疑わしい情報も多いので、情報内容を理解し評価する能力も問われている。