アジアの銀行-55

金融途上国と言われるアジアでは銀行が少なく、口座を持たない人が多い国では急速に新しい方式が普及している。

フイリッピンからシンガポールへ出稼ぎに来ている女性が月末にシンガポールの娘への送金に銀行や送金業者からおくつていたが、今はスマートフォンの送信ボタンを押すと送れる。

フイリッピンやベトナムでは銀行口座を持たない人が60%あり、送金業者に依頼するが混雑がひどく、手数料も高い。

東南アジアでの携帯電話の普及は急速で、人口の半数以上がインターネットに接続できるようになった。

送り手は予め現金を電子マネーにして、入金し、送金は携帯アプリで指示すると数秒で完了する。

受け手はフイリッピン内の契約店8千店で現金で受け取れる。
これまで送金は店舗網や店舗をつなぐシステムが必要だつたが、その壁を崩しはじめている。

先進の金融国ではー56
銀行界ー破壊と再生ー54