銀行界ー破壊と再生-54

ソフトバンクやヤフーが出資する「ペイペイ」やLINEの「LINEペイ」の決済サービスが現れ、基幹業務が侵食されている。3メガバンクでは3万人のリストラが進んでいる。

三菱UFJ の来店客数は過去10年で4割減り、一方でネット取引は5年で4割増加した。現在の500店舗を35%減らし、次世代型店舗を増やす予定だ。

次世代型店舗は口座の出し入れは画面上で完結する。住宅ローンや相続の相談は電話で手続きを済ませる。

支店に多くの行員を設置して預金を集め、住宅ローンなどで利息を稼ぐビジネクモデルは駄目になり、銀行界は破壊と再生を迫られている。

花形だった法人営業も、金あまりで需要が低迷している。
ITと金融が合体したフィンテックにより銀行業務の帳簿入力から融資判断までを自動化した。銀行は新しい業態に変われるのだろうか。

アジアの銀行ー55
銀行はどうなるー53