AIー日本の読解力ー61

世界79ケ国の15才を対象に国際協力開発機構(OECD) が2018年に国際学習到達度調査を行った結果を発表した。日本は読解力が2015年の調査で8位から15位と急落した。

数学的応用は5位から6位、科学的応用は2位から5位になった。今回男女60万人が参加し、日本から高校1年生(義務教育を終了した段階)が6100万人うけた。

全体の3割を占める自由記述式の問題で伸び悩んだ。自分の考えを他者に伝わる様根拠を示して説明する事が不得意のようだ。
インターネットから情報を探して活用する問題も平均を下回った。


一方数学的応用や科学的応用では前回よりは下がったが、引き続きトップレベルを維持したと見る。

国別平均では中国、シンガポール、マカオが1位から3位となり東アジア勢が上位を占めた。

パソコンを使ったテキスト形式に不慣れな事情はあるが、記述式の問題を苦手にしているのは要因となっている。

本や雑誌を読む生徒の方が読解力は高くなっているので、読書の減少が影響している。日本の読解力は前々回(2012年)では過去最高の4位だつたが、15年の前回は8位、今回は15位と急落した。

AI-教育と読解力ー62
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