世には四天王とか四大企業とか四騎士と言う言葉があり、大きい社会変革を推進している企業を指します。
現代ではアメリカのGoogle,Apple,FaceBook,Amazon(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)を言い、まとめてGAFA(ガーフア)と言う言葉が流行っています。
ところで最近の新聞報道では「14億のネット鎖国」の見出しが出ました。
中国にはグーグルに代わる検索エンジンの「バイドウ(百度)」、アマゾンに代わるネット通販の「アリババ」、フェースブックに代わる「テンセント」があります。
当初はアメリカに留学したり、GAFAに勤めてたりした後、中国に帰り起業したものだが、今や国内の14億人を相手に事業が成熟している。
中国政府は外国情報をシャットアウトし、自国の三社を後押ししようとしている。この三社はBATと呼ばれている。
一方で中国の知識人は海外の情報が見られなくなり、危機感を持つ。
政府は米国のGAFAを介さずに自国でサイバー空間をつくり統制し、陸海空に次いで第四のサイバー軍とし、国の関与を強めている。
個人情報や通信の秘密は軽視しており、普及しつつあるキャッシュレスを身分証明書と連動させ、携帯電話や街の監視カメラを通じて、14億人のビッグデータを利用して、技術力を上げようとしている。
今や日本企業は米国の後陣を配し、中国への輸出も出来ない状況に追い込まれている。