クラウド会計の具体化-12

クラウド会計の定義は「インターネットにアクセスし、IDとパスワードを入力すれば どんな端末からでもサービスが開始される」となる。

1番の不安はセキュリティだが、いつもとは違う環境からのアクセスがあった場合は「二段階認証」を採用、万一の場合のバックアップは自動的に三ヶ所の遠隔地にされる。トラブルが起きた場合、これまでより遥かにラクに元のデータにもどします。

会計事務所とクラウド会計の関係を見ると、会計事務所の作業の記帳代行業務に費やす時間の削減が最大のメリットです。時間は約半分となります。

その分財務分析や経営改善の提案などのコンサルティングに当てることができます。又扱い数についても一人当たり30社が限度ですが、50社程度可能となります。

普通試算表を作って会計情報を顧客に提供するのは一ヶ月以後になる事が多いですがクラウド会計を採用すると、月末時点ですぐわかる。
つまり会計帳簿の役割は「過去の情報を記録しておく」から「リアルタイムで情報を提供する意思決定に役立つシステム」になるのです。


早期に問題点を把握し、防止し、いつそうのサービスを提供できる。
従来の弥生会計などのソフトは毎年最新版を購入する必要がありますが、クラウド会計では顧問先か会計事務所のどちらかが導入することにより、費用負担は少なくなるはずです。

クラウド会計の今後ー13
税理士生残ークラウド会計ー11