新型コロナーハラリと生体情報ー11

体内の現象に関する情報を集める監視システムが導入されれば、政府や企業は私について、私自身より良く知る事になる。

今は監視によりオンラインでどんな記事を読むかが分かる。しかしどう反応したかは分からない。ところが今後その時の血圧、体温、心臓の鼓動を監視でき、どう感じたかがわかる様になるでしょう。


あなたがTVを見ている時に感情的反応を知るとすれば、市民が10年後生体情報収集のブレスレットを義務付けられたと考えてみて下さい。

指導者のスピーチに怒りを覚えたら直ぐに知られます。笑顔を浮かべ、拍手しても駄目です。極めて恐ろしい事になります。

その為のテクノロジーは存在します。政府は国民を監視したいのです。ロックダウンや隔離政策は国民の監視に向かうのです。

国民がスマホを持たない国でも指輪やブレスレットの着用が義務化されば、出かけた場所や体温が分かります。


AI搭載の自動車は運転者の嬉しい、悲しい、驚き、嫌悪などの感情を読み取り疲れた時は休息して下さいと忠告します。

テクノロジーによって収集される膨大なデータが悪用されたらどうなるか。2016年にトランプ氏が勝利したアメリカの大統領選挙に、相手候補を貶める個人情報が不正に利用された疑惑が有ります。

イギリスの政治コンサルタント企業のケンブリッジ、アナリテイカ社がFacebook から8700万人分の個人データを入手した。

手口に使われたのはFacebook 上で動くアプリー性格分析のテストーこれを使うと本人と本人の友達のデータにアクセスし、個人データを吸い上げる。

さらに一人一人について、移民政策や銃規制、安全保障などについて質問し、関心度を数値化、32のグループに分類し、各々に合わせて政治広告を流したと言う。

こうした技術はさらに進化し、パンデミックを機会に広がりを見せています。ケンブリッジ、アナリテイカ社の事件はもはや石器時代となっています。

彼等はFacebook を監視して友達がどこにいるかの情報だけでした。しかし24時間、体の中を監視して私を操縦する事が出来て、本音が分かってしまったらどうなるしょう。

コロナーハラリと情報組織ー12
新型コロナーハラリと監視ー10