新型コロナーハラリと監視ー10

今ウイルスによる生命の恐怖と経済的不安がありますが、コロナ後の世界には心配があります。

独裁国は迅速に行動出来、効率が良い、誰とも相談しないからです。間違いをしても認めず隠蔽する。メディアをコントロールして隠蔽する。

中国は感染拡大を封じ込める為、発生した日付を地図上に示すシステムを開発。

移動情報のビッグデータを使ってID番号を入力すると感染者と接触した可能性があるかどうかが分かるアプリを開発した。

そのデータは国民一人一人の移動記録です。感染者と同じ車両に乗ったり、飛行機の席で近くに乗ったりすると濃厚接触者と判断され、保険当局への連絡を求められる。

地下鉄やタクシーに乗っても一部地域ではQR コードを読み、個人情報の登録を求められる様になった。
この監視技術は中国以外韓国、台湾、シンガポールなどに広がろうとしている。


コロナウイルスは監視の歴史を変える分水嶺になり得ます。

①市民への監視システムに反対して来た民主国家でも今回のパンデミックから多くの国の、監視システムを導入する可能性があります。

そして非常事態が終わっても監視システムは継続されるだろう。導入は簡単だが、廃止は難しい。コロナ危機が去っても第2波が出現するからです。

②そして監視の質の変化が考えられる。これまでは政府や企業は主に人の行動や喋る言葉や文章、誰と接触するかなどを監視対象にしてきました。

つまり人の皮膚の外だつたのですが、今後は皮膚の下、体温、血圧など体の中に入り込もうとしている。ここに大変な危険がひそみます。

新型コロナーハラリと生体情報-11
新型コロナとハラリの世界ー9