サピエンス全史を書いたイスラエルの歴史学者ユバァル、ノア、ハラリ氏にきいた緊急特集をまとめてみました。
新型コロナウイルスにより、一番の懸念はアフリカ、東南アジア、南米です。日本、アメリカ、ドイツは大丈夫だが、エクアドル、バングラデッシュ、は支援が無いと崩壊の可能性がある。
二つめの懸念はウイルスの突然変異です。一波が収まっても二波が来る。最初の波より強くなる事もある。
今回のパンデミックは世界を根底から変える壮大な社会的、経済的実験が行われるでしょう。
私は大学で一部オンライン授業を検討してきましたが、今回はすべてのコースをオンラインに移行しました。
これはコロナが収束しても元に戻らないでしょう。大学は地元の高い授業料の教授を雇うより、1/10の費用でオンラインでインドの教授を雇うだろう。そんな可能性があります。
雇用市場で労働者の弱体化が進むかも知れない。インターネットで働く人には組合も保護もありません。
今政府はウイルス対応で莫大なお金を払っていますが、政治家は経済、教育、国際ルールを根本的に変えるチャンスを握っています。
パンデミックの後に訪れる危機、それは民主主義に訪れる危機でもあります。
ヨーロッパでは都市封鎖と外出制限で政府は自由の制限への協力を求めています。
ハンガリーでは首相の権限が拡大され、議会の承認なしで、非常事態が無期限に延長出来るようになった。又感染防止の虚偽の情報を流すと最高5年の禁固刑がされる。
政府は新型コロナの機会に、これまでに無い権力を手に入れた。民主主義にとっては極めて危険である。いま感染への監視は必要だが、一部の人を援助するのではなく全ての国民を支援する為の監視が必要です。