インフルエンザは冬場に流行する事が多い。果たしてインフルエンザは温度と関係があるのか、摂氏の温度は1気圧の状態で水の氷点を0度とし、沸点を100度とした。それを100等分したものを1度とした。
水銀温度計は水銀の熱膨張率を利用したものだが、水銀やアルコール等の膨張は熱の上昇と完全には比例しない。
30度での膨張率と70度での膨張率は同じでは無い、凡ゆる物質は原子や分子で出来ているが、たえず運動している。その運動は高温になると激しくなる。
温度は低下していくと、理論上分子や原子が完全に停止する状態になる。その温度を絶対温度と言う。
これより低い温度は存在しませんという温度がある。それはマイナス273.15です。なお温度の上限は無いので1万度や100万度がある。この測定としてはアルゴンやヘリュウムを使う。
しかし今インフルエンザとの関係では、温度のほか湿度が影響すると言う。湿度とは大気中に水蒸気の形で含まれる水の量を比率で表した数値で空気の湿り具合を言う。
同じ温度で湿度が上がるとウイルスが空中に滞在する比率は減っていく様です。
温度7度で湿度20%なら、ウイルスが6時間空中に滞在する比率は63%,湿度81%では35%にへる。温度32度では湿度を50%にするとウイルス滞在率0%になると言う。
温度が低く、湿度が低いとウイルスの生存率は高いので、気温が低く、空気が乾燥しているとインフルエンザが流行する。
インフルエンザに感染している人がくしゃみを1回すると200万個、咳でも10万個のウイルスを周囲に飛散する。
この時飛び散る飛沫は水分を含んで重い為、長時間空中を漂う事が出来ないが、湿度が低いと飛沫から水分が蒸発してウイルスだけになり、長時間空中に漂い空気感染するリスクを高める。
対策として加湿器を使って湿度を、50から60%にあげれば、インフルエンザの寿命が短くなり、感染リスクが下がるようだ。