サイバーとビル管理-23

新聞報道によると2013 年米フロリダ州で刑務所が乗っ取られた。扉が一斉に開き暴動が発生、さらに気温がマイナス2度の真冬にビルの暖房が停止した。空港の空調を止めるだけで大混乱を起こす。

社会に対しても大混乱を起こすが、国に対しても、わずか数十人の手で情報操作し、政権を転覆させることが可能となってきた。2017年5月のサイバー攻撃は世界150ケ国におよんだが、これも北朝鮮の関与が疑われている。

それに反し日本のサイバー技術は一周遅れと言われ、各国はサイバー技術の軍隊を組織していると言われているのに、日本は辛うじて、サイバー技術をやっと募集し始めたところだそうだ。

サイバー空間とはサイバネティクス(電脳工学)とスペース(空間)の合成語でインターネットネットワーク上で行われる情報や金銭の窃盗や破壊行動の犯罪行動を言う。

日本には「サイバーセキュリティセンター」はあるがそれは各省庁の調整しか出来ない。インフラ対策は各省庁が縦割りでやっている。
サイバー攻撃は国と国の戦争の一種となっているので、各国は政府主導となっているが、日本は民間主導に役所が激しい主導権争いを起こしていると言う。


サイバーセキュリティ庁を設置して、権限を一元化するべきとの意見があるが、日本ではまだ大惨事が起きた後でしか、出来ないのではないかとの悲観的な意見が多いのは残念である。

インテリジェンスー1
サイバー空間と無法地帯ー22