パソコンを分解してみて、人間に極めて似ていることに気づいた。それは頭に当たるハードデスクの部分以外は簡単に取り替え可能な機械である。
人間の手足が最近では義足や義手でとって代わるように。人間も将来は脳以外は取り替えられる時代が来るかもしれない。
先日友人がノートパソコンが動かないのでみて欲しいとの、依頼があり確認したが、全く動かなくなっていた。業者に相談したが、回復は無理との判断で新品のパソコンを買う事にしてもらつた。
パソコンは動かなくとも、中身のデータが欲しいのとの要望がでましたので、久しぶりにノートパソコンを分解した。
パソコンのなかには配線や電源や扇風機やメモリーCDROMやキイボードや画面がある。
よく考えてみると、人間と似通っている。配線と血液、電源と心臓、扇風機と肺、指とキーボード、顔と画面などが対応して一つの生命のように動いている。
この中で簡単に他のものと置き換えられないのが脳に当たるハードディスクである。色々な部品があるが、どうしても取り出したいのは小さな場所しかとっていないハードディスクの部分である。
従ってハードディスク以外は純粋に機械であり、取り替え可能である。 そしてハードディスクも別の新しいハードディスクに中身をコピーすると同じ機械が生まれ変わる。
これは人間でも同様に考えられる。手足や内臓を取り替えても、脳が残っていれば本人である。これが人間機械論である。
現在手足は義手義足に取り替え可能で臓器はまもなく取り替えが出来る様になるだろう。コンピュータでは元のハードディスクを取り出して、同種の新しいハードディスクに全コピーが可能である。
人間の脳を全コピーする時代は来るだろうか。もし途中で人を全コピーして、2人の人ができたら、そして2人が別の人生を歩んだら、人間機械論は成り立っていくのだろうか、疑問が沢山湧いてきます。