DNAとサピエンス2ー16

DNAの最近の研究は一段と進んでいるようである。中国のタンクンさんは人の血液からその人の顔を描く事を成功したそうだ。

タンクンさんはDNAの中の約2%の遺伝情報だけから顔を描く事は出来ない。これまで屑と言われた98%を占める情報を使えば顔を描くことが出来ると発表した。98%の遺伝情報には顔に関する情報が1万箇所あるという。


世界の研究者はにわかに色めきたった。私たちの健康や寿命に関する情報が、屑と言われてきた98%の部分に眠っているのではないか。

なかでも100 歳を超える人のDNAが注目されている。109歳の男性で歩いて、喋って、タバコをのんで、運転もするし、大変元気な人がいる。108歳のある女性は運動もせず、毎日酒を飲むがどこも悪くない。

この発表で世界の科学者は一斉に98%の屑の解明をはじめた。

タバコから肺を守るDNA,ガンを殺すもの、アルツハイマー病を抑え込む、アレルギーを防ぐもの、98%のDNAは病気を治す薬の様な働きを持っている。


今後老化を遅らせるとか、若返りDNAが見つかるのではないかと期待が高まっている。
98%は遺伝子をコントロールする役割ではないかと考えられている。

DNAとサピエンス3-17
DNAとサピエンスー15