現代の戦争ではドローンは必要不可欠になってきましたが、次の様な問題点も浮上しています。
①パイロット不足:ドローンパイロットはコンピュータ画面を監視し、敵を発見すると攻撃し、しごとを終えると日常生活に戻るが、独特な精神的苦痛がある為、パイロット不足が生じている。
②一般人への誤解、自国への危険な相手と戦うのであれば、大義はあるが、罪なき市民に被害をもたらす例も出ている。
③2019年イエメン最大の軍事施設がドローンの攻撃を受け6人死亡、12人が負傷した。
④軍事用ドローンの種類、2016年2月に「シンガポールエアーシヨウ2016」で3種類のドローンが披露された。
1)「ロテムL」は偵察用で最大10キロメートル離れた所からタブレットで操作出来る。
2)「ハーピーNG」は完全自立型の長距離爆弾ドローンで、赤外線カメラで敵のレーダーを検知し、目的物にぶつかって自爆する。
3)グリーンドラゴン、全長1.7mの対空型爆弾ドローンで、対空時間は1時間30分あり、40〜50キロメートルの範囲で敵を偵察出来る。3KG程の爆弾を搭載出来、高い精度で攻撃が可能だ。
4)軍事用ドローンはイスラエルがリードし、アメリカやロシアも取り組んでいる。最近成長度著しい中国はトップレベルの技術と安価でイラク、サウジアラビア等に輸出されている。
5)アメリカ空軍ではドローンパイロットを年間180人訓練して、230人が去るという事態が起こっている。遠方から人の命を奪う殺人兵器を使用する心の葛藤が兵士の中に存在するのも事実である。