ネット会社のイメージが強いアマゾンだが、利益の大半はクラウド事業(AWS)から得ています。2017年のクラウド事業の営業利益は43億ドル、他部門の赤字を補い、全体の営業利益は41億ドルとなった。
AWS の世界シェアは51.9%となつている。世界19ケ所のデータセンターを海底ケーブルで繋いだ巨大ネットワーク上にデータ保存、データベース、データ分析、AIなど140以上のサービスを法人に展開しています。
AWSの機能のうち95%は顧客の要望を元にして生まれている。日本で採用している会社は
①インタネット関連ーNTT 東日本、NTT ドコモ、KDDI 、メルカリ、クックパット、グノシー、
②製造業ートヨタ自動車、ホンダ、パナソニック、ダイキン工業、ヤンマー、
③金融ー三菱UFJ、ソニー銀行、ジャパネット銀行、
④ローソン、良品計画、ダイソー、東急ハンズ、
⑤インフラー東急電鉄、全日本空輸、大阪ガス、
⑥メデイアー日本経済新聞社、朝日新聞社、フジテレビ、朝日放送、
⓻ゲームー任天堂、DeNA、バンダイナムコ等日本の大手企業がずらりと並んでいる。
12 月に米国で開かれた開発者会議ではアマゾンお得意の「おすすめ商品」をAIを使って提案する方法だ。これだとあらゆる企業が独自の「おすすめ」AI の作成が可能になる。
今後センサーやカメラでIOT が広がればAIを分析するインフラとしてのクラウドはますます必要となるだろう。
ダイキン工業は世界に設置された空調機器からデータを、 AWSに吸い上げ、最適なビル管理を提案するサービスを始めた。
パナソニックは小型カメラを小売店に置き、AWSを使って来客の購買動向を把握する仕組みの提供をはじめた。
現在クラウド市場では後ろからマイクロソフトやグーグルが続き激しく戦っている状況であります。