GAFA-フェースブック-4
2014年2月に米国ハーバード大学の一室で女子大生の写真を閲覧して美人投票をしたのがきっかけで生まれたと言うフェイスブックは歴史が浅く、CEOのマーク、ザッカーバーグは34歳と若い、しかし成長率は凄まじく2018年7月で利用者は22億人となっている。
フェースブックの関連会社を含めると26億人に登ると言う。中国とインドを加えた人数が月1回アクセスする程の数量である。
2017年度の売上高は47%増の407億ドル、純利益は56%増の159億ドルでこの成長率はGAFAの中でも際立っている。業績の要は広告収入で、98%を占めている。
サービスが実名登録を原則にしているため、年齢、性別、学歴、職歴など利用者の詳細なデータが集まっている。グーグルやヤフーもここまでのデータは持っていない宝の山と言われる。
またどんな投稿に対していいねを押したのか、その行動から趣味、関心を分析している。従って広告のターゲティング精度は通常の1.5倍と言われている。
掲載できる種類も豊富だ、 「動画広告」や広告をタップすると商品が見つけやすくなる「コレクション広告」、一つの広告で最大10個の画像や動画をスワイプでみせられる「カルーセル広告」がある。これは1/3の単価で潜在顧客を誘導できたと、広告主の評判が良い、
またグループのインスタグラムは広告主からの関心が高い、通常の投稿とは別枠の24時間以内に消える全画面表示の投稿枠は簡単に投稿できる、縦型で全面画面表示されるので、利用者と連絡が取りやすいと、欠かせないなくなつている。
また1つの広告をニュースフィールドとストーリーズ広告と連携して掲載出来るようになつた。広告代理店はこの先も何かやってくれそうな期待感があるという。
しかし広告の充実は、利用者らの利便性を損なう恐れもある。収入を殆ど広告だけに頼る一本足経営から脱却する必要性はFB自身が1番感じている。
ザッカーバーグ氏が過去に利用者の個人情報を外部企業に売る企業モデルを検討した形跡があると言われている。ボストスマホを見据えて買収したVR(仮想現実)端末の「オキュラス」があるが未だ収益を支えるには至っていない。
若き経営者ザッカーバーグはフェイスブックの59.9%こ株を持った独裁企業で最近相次ぐ幹部の離脱も起きているだけに、批判を乗り切って安定した企業になるか今後見守る必要がある。
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