日本企業の中でも海外に空調機を販売している「ダイキン」は2020年を目指して世界の100万台の業務用空調機をクラウドにつなげる計画を立てている。世界中の空調機データをAWSによる「ダイキン、グローバル、プラットフォーム」に吸い上げ、サービスを開発する。
三菱ふそうトラック、バスは2020年までに自社製トラック10万台をネットにつなぎ、トラック輸送の方法を変えていく方針だ。運転中のトラックの位置や燃料の消費情報を把握できるほか、急ブレーキなどの状況から運転の安全性を評価したりする事ができる。このサービスはマイクロソフトのアジュールが提供するAIやIOT の機能を駆使している。想像以上に短期間で実現できたという。
2016年最大手の三菱東京UFJ銀行がAWS の採用を決めた。企画部は新規開発のシステムはまずクラウドで検討すると考えている。銀行業界では巨大なシステムを自前で構築する事が競争力につながると考えていましたが、投資のかなりの部分がサーバ構築やメンテに使われて、新しいサービスが出来なかったが、クラウドであれば、手間が省ける。
銀行内のデータを集計し、分析する基礎の作成やAI モデルの開発を検討中だ。クラウド各社もデータセンターは東京以外に大阪にも開設し、災害などに備えるバックアップが可能になり、金融のクラウド導入が加速した。
今後はシステムの中核の「勘定系」だが、この業務は未だ自社のメインフレームで行なっているので、今後のクラウドの成熟度を待つとしている。