残念な死とならない様にー4

残念な死に方と言われないためには「認知症で鼻から胃まで管をつける」あるいは「入った老人ホームが気に入らず、子供の家をたらい回しになり」悔いをのこす、あるいは「家出した子供と最後まで面会を断った」等残念な最後も多い。

こうした事を避けるには「事前指示書」を書いておく。例えば治療方針等ー人工呼吸器や胃瘻の有無等、そしてその考え方を家族と共有しておく事で、穏やかな死を迎える事ができる。

正しい準備の仕方は専門家の意見では
①大切にしている事を書き残す


ー「家族のそばにいる事」「少しでも長く生きる事」「家族が経済的に困らない事」「痛みや苦しみが無い事」そして人生でやっておきたい事例えば「妻とXXへ旅行に行きたい事」等、

②信頼出来る人は誰かを書いておく。

夫や妻、子供、兄弟、親戚、友人等あなたを理解してくれる人をリストアップする。長年会ってない人や友人やお世話になった人の一覧を書いておくとよい。葬儀の仕方や費用等を考慮する。

③主治医に今の病気や病状、今後の治療について聞いておく。

治療によって元気になる可能性とダメになる可能性について話すことにより死を受け入れる一歩となる。

④家族と話し合う事、

最後に大切なのは、自分の死生観を周りの人と共有しておく事。意思表示が出来なくなると、周りの人に委ねる事になる。「家族にまかせる」だけで良い。それにより家族の負担が軽くなる。

死とはーケーガン先生ー5
死後はどうなるー3