短期的にはデータ分析や人工知能のスキルを身につける事は重要だが、長期的にはいずれはその部分は人工知能がやる様になるから、人間しか出来ない大局的判断を出来るか、人間対人間の仕事に特化した方がよいと言う事になる。
大局的判断とは従業員や顧客との関係、同業他社の状況、財政状態、資産や設備など様々な要素を組み合わせて複合的に勘案して判断することを言います。大局的な判断はサンプルの無い判断です。
又人間対人間の仕事とは人とのコミュニケーシヨン自体に価値や安心感、満足感を得る仕事や人がコミュニケーションをしなければ解決しない。
カウンセラーや接客業、営業職、教師、医師、看護師があてはまる。いずれも人間の感情を扱う仕事になります。これらの仕事は当面は機械で置き換えるのは難しいだろう。
創造性やリーダーシップ、チーム作り等の重要性は高まっている。これらは機械による自動化が最も難しく、ダイナミックな経済では最も需要の高いスキルだ。
士業が求められる仕事は結論では①人間性を求められる、信頼関係、安心感、リーダーシップ、哲学、道徳、人生体験などでユーザーを支える事。
②肉体が必要、完全に人間の身代わりのロボットは出来ていませんので、運搬や配送等の肉体を動かす仕事、
③法的権利がある仕事、責任を伴うとか、法的権利が発生する仕事は必要になります。
次章では弁護士、公認会計士、等の士業で自動化される可能性や自動化されない可能性を考察します。