AI時代の士業とITー66(3)

人類の歴史は道具を作る事によって発達してきましたが、その最先端にコンピュータの発達があります。そしてITには「ゴードン、ムーア氏の法則」があります。

ITはinternet technologyの略で、コンピュータ、インターネット、携帯電話等を使った情報技術の事で、国際的にはICT (information and communication technologyー情報通信技術)も同じ意味でつかわれている。


集積回路を生産して来たインテル社の創業者、ゴードン、ムーア氏はコンピュータの頭に当たる集積回路について、集積密度は18ケ月で2倍になると言う「ゴードンの法則」を1965年に発表しました。

これは18ケ月毎に2倍、4倍、8倍と指数関数的な発展を指している。コンピュータは実際にこの法則通り発展を遂げ、価格も飛躍的に下がりました。

この驚異的な発達は以下の経過を見れば分かると思う。1065年を1とすると、3年後は4倍、6年後は16倍、9年後は64倍、12年後は256倍、15年後は256倍、18年後は4136倍となった。

ムーアの法則は科学的な法則ではないが、経験則であり、過去50年間続いたのは誠に稀有な法則である。

またこの法則が信頼されたゆえに、関連業界はそれに合わせて様々な機能を進化させた結果、今日の驚くべきコンピュータの進歩をを実現したとも言えるだろう。

インターネットのホームページの数は2000年には1700万サイト、2017年には17億サイトで17年間で103倍に、2005年頃256MBの容量のものが15年程で1000倍の容量となっています。

AI時代の士業と人工知能-66(4)
AI時代の士業の環境ー66(2)