機械が人間の仕事を奪うと言うが、具体的にはどんなプロセスになるのか。
技術の進歩により、業務の生産性は上がるが、仕事量が同じなら、必要な人間の数は減る。仕事が増えない場合は確実に雇用は減っていきます。
自動改札や製造ロボットが出現すると人手が不要となり、雇用が減っていきます。これは技術的失業と言い、1810年代の産業革命時のイギリスで機械を破壊するラッダイト運動が起きた。
一方で技術の進歩は新たな労働を生み出し、他の仕事にシフトする労働移動により、雇用が調整されました。
ただこれからの技術の進歩は圧倒的な速さで進む可能性があります。
日本は少子高齢化による人口減少は進みますが、進歩の速度はそれ以上の驚異的な速さで進む可能性があります。
自身の仕事に技術的失業の兆候が見られたら、素早く労働移動する体制をとっておく事が生き残るためには不可欠だと言えます。
技術的失業を直接的失業と間接的失業に分けてみると、直接的とは自動改札や製造ロボットの様に新しい技術の登場により、人間が不要になるものです。
間接的失業とは技術革新により業務の低価格化が進む事で利益が出なくなる事です。この間接的失業はじわりじわりと進むものです。