士業とは明治時代の近代創世記に国を支える高度な専門性を持つ職業を、江戸時代の武士に例えて士業と呼び国家資格や民間資格を与えた。
士業は司法、会計、不動産、建築、土木、医療、福祉などに及び、具体的には弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、弁護士、中小企業診断士などがある。
20世紀期後半から21世紀にかけて、これまで安定して売上がされた商品が今後も続くと言う時代は終わり、3年先、5年先が読めないほど市場が激しく変わる時代に突入しています。
この様な時代に資格によって一定の需要が確保されてきた士業の業界にも時代の波が押し寄せています。特に影響を与えるのはITやAIの新しい技術の進歩です。
「機械に士業の仕事を奪われる」と言う声も聞かれ、士業は過渡期を迎えようとしています。しかし士業の仕事が無くなる訳ではなく、人間にしか出来ない士業の仕事はまだまだあります。
経営者は新規事業の立ち上げや業績の拡大と言った「攻め」の部分は得意でも、法律、会計、財務、労務と言った「守り」の部分は士業の専門分野である為、経営者の弱点を補う経営参謀としての役割があります。