グーグルは最近スーパーコンピュータより15億倍早く計算する量子コンピュータの作成に成功したと発表した。
ネイチャーの発表によるとランキング首位のIBM の「サミット」のスーパーコンピュータで1万年かかる計算を3分20秒で完了した。速度は15億7680万倍となった。
仮想通貨のビットコインは暗号が解読されるのではないかとの懸念から価格が暴落した。
量子コンピュータが実現したら人工知能や新薬の開発が加速する。また光合成の極微の自然現象が、解明出来る可能性がある。
情報技術の本命として量子コンピュータの開発競争は激しさを増している。現時点では特定の計算の速さを競っており、実用化にはまだ遠いが20〜30年後には本格的な量子コンピュータが登場するだろう。
通信や金融取引に使われている暗号が計算速度の飛躍的向上により、解読されてしまうおそれが予測されるが、量子コンピュータに対応した暗号の開発も同時に求められる時代になつた。