江戸時代、京都伏見から大阪へ淀川を往来した「30石船」を万博を機に復活させようとの案がある。
水素エネルギーを使う次世代型 30石船だ。船は水素で発電し、二酸化炭素が出ない50〜100人乗りを考えている。万博後は瀬戸内海の遊覧船にも展開したい考えだ。
今年は関西にとっては万博の基礎を作る年ー基本計画やプロデューサーの決定、10月から開催されるドバイ万博で参加国の招請などがある。今や関西では期待の声が高まっている。
会期中(4月13日から10月13日)の来場者数は2800万人と予想する。但し昭和45年(1970)年の万博の6400万人に、最近の訪日外国人を加味して8千万人との声もある。
会場建設費1250億円、運営費810億円かかるが景気浮揚も予想される。
大阪万博は何の為にするのか、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だが、医学系のシンポジュウムのようで良く分からないとの声もある。面白そうな要素が見当たらない。
建前も必要だが実利もいる。関西経済界は万博運営に200億円の寄付を決めたが、この機会に東京一極集中、大阪の地盤沈下を食い止める決定打は見つかっていない。
万博後の大阪では新しい令和の水素船で世界から気軽に立ち寄り、多様で面白い大阪が出来上がれば良いのではなかろうか。