今回菅内閣が出来て、デジタル庁が出来た。面白いのは河野太郎行革担当相がハンコやめようと言っている。更に役所が多用しているExcel(表計算)を辞めようと言っている。
役所から提出を求められる入力様式は超複雑に作られたExcelは複雑故に入力データをそのまま使えないと言う。日本人特有の深掘りー与えられた仕事を改善改革して、止まらない。それは長所であり、短所である。
凡ゆる種類の入力ー漢字、ひらがな、カナ、半角カナ、長い文字等凡ゆる入力が出来るように設計されている、しかしその為列の設定が細分化され、全体のデータが他のシステムに適用できないから、再入力しなければならない。
この傾向は日本人の作業の凡ゆる面に発生し、自動化の障害になっている。その時期に東証システムに故障が起きたのは残念である。新聞の株式欄が真っ白とは前代未聞である。
株式システムは1秒間に数万件もの処理をオンラインで行う、世界最先端の技術である。世界の株式システムはニューヨーク、ロンドンに次いで東京が有名である。それは連携しながら24時間世界を回っている。
それだけに日本の信頼を損ねた罪は重い。今回の事故はメモリーの故障と、バックアップ機能が働かなかった為の様である。
東証は3年前にも事故を発生しているのを考えると、連携が不完全な為の人災であると考える。システムのリーダーは各部門の専門家と、徹底的に議論して、穴を無くして貰いたい。