ウイルスはどんな行動をするのか、一般には細胞の表面に吸着し、細胞内に侵入する。そして自らのDNA を壊し、細胞内部に放出する。
すると細胞内部にあるリポソームの働きでウイルスのタンパ質がつくられる。そしてそれらが集まってウイルス粒子として、細胞から放出され、増殖する。
つまり自分では増殖出来ず、細胞に寄生して、初めて増殖できる。
ウイルスに感染しても、発病する人としない人がありますが、その差は免疫力があるかどうかで決まると言います。
免疫とは白血球数と、白血球中のリンパ球(35%)と、顆粒球(かりゅうきゆう)(60%)の比率で決まる。そしてさらに重要なのはそれをコントロールする自立神経です。
白血球数はその人の日常のエネルギー量と正比例する。自立神経とは体を構成する60兆個の神経をコントロールする神経のことだ。つまり呼吸、心拍、血圧、体温などを保って生命維持をする神経の事。
自立神経には活動を促進する交感神経と休む時や食事の時働く副交感神経があり、交感神経が優位の時は顆粒球が活発化し、副交感神経が優位の時はリンパ球の働きが活発になります。
つまり交感神経と副交感神経とがバランスよく60兆の細胞をコントロールし、その結果無意識下にある呼吸や心拍を適切に動かし生命維持を図っている。このバランスを乱さない事が免疫力を維持するには最も大切である。