マンションの場合は隣との壁が薄かったり、上下の声が聞こえたり、構造により変わるが、若年引きこもりの場合、外部の情報が少ないのと、自己人格が出来ていない為、周りの住民の声に聞き耳をたてる場合がある。
それは「室内添随症」に該当すると言う。引きこもり状態の専業主婦や高齢者に多く、他人の生活の一部を観察、盗聴などで、生活パターンを把握して、それに付き合ったかのような行動をとる。騒音を立てたりする。パラノイア(偏執狂)の初期的症状といわれる。
精神的には基本的に自己肯定感が少なく、親に愛されなかったり、10代で納得する社会生活を送れなかったりで強烈なコンプレックスがある。自己の人格形成に問題がある人に顕著におこると言う。
「引きこもり」以外に似た言葉として、ニートがある。イギリスで発生した「not in education employment training」の略で、就学、就労、職業訓練を行っていない15-34歳の若年無業者を言うようだ。
厚労省ではニートとフリーターの区別は、就労を希望すればフリーター、希望しなければニートとしている。
ニートは「働く気が無い怠け者」の意味となっているが、まだ引きこもりの歴史か浅い為、なぜなるのか、どんな状態なのかは、分かりにくい。
想像では暗黒地獄の状態かと思ってしまう。原因の多くは、学校への登校の問題や就職の問題から発生するようで、家庭の問題以上に経済や社会の仕組みの要因が多いと推測する。