その1、ネガティブ、
不快、不満、不安、不信の気持ち特に不安が一番いけない。これらの感情が脳に生まれると負のスパイラルがうまれる。そして無理、無駄、無茶、無謀は人生に諦めた心境から戦う気力が無くなって思考停止になり自暴自棄になる。
ネガティフ状態になっていると思ったら、3つのあを意識する、諦めない、
あわてない、
焦らない、
ダメかと思った時は落ち着いて周りを見回して、自分のペースを取り戻す。
その2、欲が強い方がボケない、
欲のない人は脳内に、平和ボケを醸し出し、脳は働く必要がなくなるのでボケやすい、次々にやりたい事があると脳は休んでられないので、ボケる暇がない。認知症にならない為には欲が必要だ。
勝負を避けて生きる人と勝ち負けにこだわる人を比べると、勝ち負けにこだわる人の方が原始的な生きるか死ぬかの闘争本能が刺激され脳が活性化されます。勝負ごとは怒り、興奮、気分の高揚等古い根源的な震源地である扁桃体(アーモンド型をした神経細胞の集まりで、好き、嫌い、恐怖、不安といった原始的な情動を支配ふる)を刺激します。
その3,脳は鍛えたほうが強くなる。
楽しいことをやれば脳も喜ぶ、ハッピーになった脳は楽しい思い出や空想でフル回転します。東京脳研究センターの天野恵市先生の説では嗅覚を働かすとボケないと言う。
動物は敵の接近かエサの臭いかをすぐに嗅ぎ分けて行動してきた。人間にもその能力は残っている。いち早く行動する人を 「鼻が利く」と言う。匂いは鼻の上部にある「臭上皮」に匂いの分子が溶け込むとその上にある「嗅神経」がそれをとらえる。
嗅神経の種類が500から1000種あり、全体で2000万から5000万個もある。(犬は1億から2億個ある)嗅神経にとらえられた香りは電気信号にかわり匂いは種類別に分けられて「嗅球」に入り、次に脳の底の「梨状皮質」(りじようひしつ)に送られる。ここが匂いを認識する嗅覚野である。
この匂いに「扁桃体」で感情が加えられ、「海馬」(記憶や空間に関するできごとを記憶する)で記憶される。嗅神経や扁桃体や海馬はすぐ近くにあり一体として記憶される。
脳が喜ぶいい香りをかぐと脳が喜び、ボケ防止につながります。従って「好きな香りを楽しむ習慣」を強く勧めています。脳が萎縮をはじめる極めて初期段階で匂いを感じなくなる、つまり嗅皮質に萎縮が起こる事がわかってます。
匂いが分からなくなった時は要注意です。バラの香りは認知症を予防、緩和する効果が期待出来ます。最近は日本人でも香水を楽しむ人が増えています。
後半生に転機―100歳時代ー46
認知症3-100歳時代ー44