1898年生まれのアイルランド出身でアメリカで活躍したジョセフ、マーフィー博士は運と無意識について述べている。
ところで無意識とは20世紀前半ジークムント、フロイトは人間には意識出来る領域と意識出来ない領域があり、幼少期から周囲の道徳的抑圧を、受けると意識出来ない領域にヒステリーなどが形成されるとする、精神分析学を創始した。
またその弟子のカール、バスタブ、ユングはフロイトの無意識は幼児的、個人に限られる。しかし人間の無意識には個人的な無意識以外に、他の人と共通に持つ普遍的無意識が存在するとして、分析心理学を創設した。
無意識は未解明な領域であるが、心理学や脳科学で研究中である。
マーフィー博士は言う、彼の説明によると、人の意思には意識的な意思と無意識的意思がある。普通人は自分の意思によって行動するが、それは本音の場合と本音とは違う場合がある。
その内本音、つまりその人が心の底から思っていることは、無意識の領域に落ちて行く。それは潜在意識と言う。
潜在意識は巨大な宇宙に広がっているものだが、個人の潜在意識はその意思通りに動かす事ができるのだ。
人はなかなか自分の意思を潜在意識に伝えられない為、悩むけれど、上手く伝えられた人は運が良くなると言う。
マーフィー博士 は自分の無意識に何をどんな風に伝えるかを述べている。
無意識は冷静で純粋な世界だから明確に分かりやすく伝える事が大切で、そこに不安感を混ぜると、そのまま不安も伝わるので、注意が必要であると述べている。
「健康について」カテゴリーアーカイブ
コロナの後ー5
識者の予測1)電気会社社長ー大半の仕事は在宅で出来るが、さらにVR(仮想現実)やAR(拡張現実)技術が進めば新規顧客の開拓も進むだろう。
今は視覚と聴覚の情報しか共有できないが、触覚、嗅覚、味覚が共有出来たらさらに臨場感が増すだろう。今後AI とバイオの世界になると、人間中心で人間のコントロール下でテクノロジーを扱う起点にすべきでしよう。
2)アリババAIセンター長ーテクノロジーをヘルスケアーに適応する作業をすすめている。新型に感染した5000人のCTスキャンデータをAIに読ませて肺炎の確立を予測する「CT画像解析」システムを開発した。
また薬やワクチンの開発に重要な「タンパク質立体構造解析」を行いAIに学習させ、新しいタンパク質の型を予測します。
そしてビッグデータを使って感染症流行のシユミレーシヨンをして、さらに年齢や住所や勤め先のデータを加えると、ある業種が休業するとどの程度感染が抑えられるかの予測もしています。
3)建築家ーコロナ後は「自由」がキイになる。「だれもが好きな場所で暮らし、好きな場所で働ける」がテーマとなる。
20世紀は大きな建物を作って、人を集めて効率よくはたらかせる。今回テレワークが進んでいる、テレワークが出来る小さな部屋があればよい。
さらに新型コロナ感染を受けて、ホテルを療養施設に、または病院に利用する機能転用を考えるきっかけが生まれた。
こんごは災害時には公共スペースやショッピングモールが避難所や色々な用途に自由に使うことが求められる。
転用を前提にして建築の設計をする必要がある。コロナは20世紀型の特殊なスタイルから脱皮するチャンスと捉えられます。
コロナ後ー4
識者の予測1)日経編集者ーコロナと災害を比較すると、コロナは複雑な機械や設計をテレワークでするのは自宅には環境が無い為難しい、その点、災害は被害エリアが限られるので、周りから支援が受けられる。
コロナでは自治会が自己解決しなければならない、また災害はずっとは続かないがコロナは終わりが見えない。
コロナでは会社に行かないと処理できない紙ベースのものをいかにIT化するかが課題となっている。DXーデジタルによってビジネスを変えることが大切だ。
普通の店舗からバーチャル店舗へ、物理的な距離からの脱却、モノを売るからコトを売る事をかんがえる。
ジャストタイムが正義で在庫が悪の見方が反転する可能性がある。在庫を持っていたところは生産を止めずに済んだケースがあった。工場を止めない為には災害対策に加えて感染対策まで必要になってくる。
守るべきは「人で清潔」がキーワードとなる。開発、設計ではリアルで密からバーチャルで疎となる環境に移行させる。
2)建設業界では計画、設計、施工、管理の各段階に、プレイアーが明確に分かれていて、強固な壁があるが、効率、人材不足、インフラの老朽化、財政難などで壁が崩れてできた。
壁を崩す武器はテクノロジーでその刺激剤はコロナである。在宅で仕事をするには全ての情報がデジタル化されていなくてはならない。
3)業界間の壁が崩れると他産業が入ってくる。コロナ以前からトヨタとパナソニックが街づくりに向かったり、建機メーカーが施工や設計の分野に入って来ている。
自動車メーカーが3D プリンターでフェースシールドを作ったり、誰でも、どこでも工場が実現できている。
工場の無人化=人の代替で効率化=コスト減から無人化=安全第一=遠隔制御が視野に入ってくる。
4)販売ではAIを使って自分に服を着せた画像を提供したり、バーチャルネットの世界で買い物体験をリアルに提供する。
5)住宅ではタッチレスでドアが空き、音声でエレベーターを操作する、鏡を見た心拍数や体温が分かる、リビングや寝室の一番が簡単に書斎に変えられる。駅前には個室オフィスやオフィス喫茶がもとめられる。
6)過密な東京に地震や噴火が起これば日本全体が危機状態になる。首都の機能を地方に移転する取り組みをIT機能を駆使して進めるべきである。そして地方都市のデジタル化をすすめれば新しい価値か生まれるだろう。
池上さんが聞く遺伝子とはー3
◆植物と動物は何が違うのですか?
地球の歴史では植物が最初に陸に上がり、一酸化炭素から酸素を作る事で、動物が陸に上がる環境ができました。
植物は光合成により、一酸化炭素から炭水化物や酸素を作ることが出来るのです。
光合成の能力は最初は光合成細菌というバクテリアが海中にいました。光合成細菌が植物の細胞に入り込んだと推測されます。
生命の歴史上での大変化は二回起こっています。1回目はミトコンドリア、2回目は葉緑体です。
◆ミトコンドリアとはなんですか?
地球上に酸素が溢れていた時、酸素を食べてエネルギーを作るミトコンドリア言うバクテリアが生まれました。
このバクテリアを自分の細胞に取り込んだ生物は大量のエネルギーが出せるようになり、生命の活動領域が広がりました。
さらに続いて光細菌も細胞に入り込んで葉緑体になりました。ミトコンドリアも葉緑体も元は別の動物でした。このように他人の細胞に入り込んでお互いに利益を得る現象を細胞内共生と言います。
◆動物は動きまわりますが、植物は動かないのはなぜですか?
動物はエサを食べないとエネルギーが獲得出来ないが、植物は水と光と二酸化炭素が有れば動かなくてもエネルギーが獲得できるからです。
◆DNA、遺伝子、ゲノム、染色体はどう違うのですか?
遺伝子は昔から親から子は受け継がれる遺伝の情報の意味でした。い遺伝に関わる具体的な物質があるに違いないと探した結果1950年頃に遺伝を担う物質がDNA(デオキシリボ核酸)と分かりました。
ゲノムとは遺伝子を全てひつくるめて、生物に必要な遺伝子全ての事を言います。
染色体は当初細胞「染色して顕微鏡で観察したら細胞のなかで一部染まっているものがあつたので、染色体と言ったそうです。染色体はDNAが折り畳まれて、顕微鏡で見える程度の大きさになったものを言います。
つまり遺伝子やゲノムは生命の中の情報であり、DNAと染色体は物質である。そして遺伝子をまとめたものがゲノム、DNAの集まったものが染色体になります。
新型コロナウイルスー2
ウイルスと言うものは物体と生物のあいの子と言われています。生物は細胞があって、その中にDNAの遺伝子やその他のミトコンドリアやリポゾームなどがあって細胞が成り立ち、生物が出来上がっている。
一方ウイルスはDNAの部品の一部の様なもので、遺伝情報の一部から成り立っており、自分だけで生き続ける事は出来なく、生物に寄生して、仲間を増やして増殖するので無生物と生物の中間とされる。
ウイルスは遺伝子とタンパク質の複合体であり、細胞を宿主として、自己増殖する。
ウイルスは小さい、直径十数ナノメートル、1ミリの十万分の1と言われても分からない。
ある例では人間の大きさが地球程だとすると、細胞の大きさは富士山ぐらいで、ウイルスの大きさはピンポン球ぐらいと言う。
人間は地球に生きている。地球を唯一の宿主として、増殖しているのは象徴的である。地球の身になると、人間は正にウイルスの様に見えてくる。
ウイルスは人間から見るとあまりにも小さい為、発見出来ない、薬も効かない状況である。
これまで作成された薬は細胞を対象とした物なので、富士山ほどの大きさの薬を多量に投入しても、健康な細胞を破壊するばかりで、ピンポン球に命中することは極めて難しいらしい。
新型コロナウイルスー1
2019年12月に中国河北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが世界中に広まり、2020年3月15日現在収まる気配がありません。
日本では1484人(国内773、クルーズ船697、チャーター便14)、退院525人、死亡ー国内22人、クルーズ7人となった。
世界の感染は中国ー80824人(死亡3189)、イタリアー17660(1200)、イラン11374(514)、韓国8080(72)、スペイン4231(121)、フランス3661(79)、ドイツ3063(5)、アメリカ2034(43)、スイス1122(6)、オランダ804(10)、デンマーク804(0)ほか。
コロナウイルスのSarsやMerswは2003年、2012年に流行し死者をだしたが、この時日本で感染例はありませんでした。その為余計に噂や憶測が飛び交っています。
ウイルスの起源は1876年(明治9年)生まれの野口英世が追い求めた黄熱病の病原菌で、その正体を光学顕微鏡でさがしたが、生涯見つける事ができなかつた。
光学顕微鏡は光とレンズによって物の像を拡大して見ます。細胞などは見えますが、それより小さい分子レベルは見えない。
1933年に電子顕微鏡が発明された。電子顕微鏡とは光のかわりに電子線を、レンズの代わりに磁場を使って物の像を拡大する顕微鏡で、細胞よりずっと小さいものをみることが出来ます。
この病原菌はそれ程小さかった。電子顕微鏡が発明されてはじめて発見された。
人生50年X2,男性の場合ー59
日本の武道は長く続ける事に重きを置いています。若い時スポーツをしていて今も続けている人はうつ状態になりにくいと言います。
スポーツは身体を動かす事もありますが、勝負の世界で気持ちをピンと張る事が、緊張感によつて心の雑草が取り除かれると言われます。
又筋肉をアップする事により男性ホルモンのテストステロンが分泌されます。そして勝負に勝つ事によりアドレナリンなどの脳内ホルモンが分泌されます。
スポーツによつて脳に刺激を加えることで、機能低下を防ぎます。但しスポーツは年齢が高くなるとハードルがたかくなり、若い人と一緒に試合するのは難しい。同じチーム内では隅に追いやられてしまう。
その点日本の武道は高齢になっても続けることができる。柔道でも剣道でも年寄りだからと言って軽んじられる事はありません。段位がうえの人はある程度年齢も上の人です。
認定システムがある。剣道では初段は13歳以上、2段は初段受有後1年以上修行を続けていること、3段は2段を受けた後3年以上修行すること。6段から7段は6年以上、7段から8段は10年の修行がいり、初段からでは最低で31年もかかる。
武道は競技の実力だけで段位が上がるわけではありません。長く続けた人、年齢を重ね、精神的にも円熟した人を尊敬し、評価すると言う基本姿勢が武道にはあるのです。
武道を若い頃から続けている人は心の庭におおきな桜の木が立っているようなもので、自然と雑草が生えてこない精神環境を備えていることになる。
人生50年X2,男性の運命ー58
定年後は毎日が日曜日の生活に、目的を見つけられなく、3ヶ月程経つと、体調不良に襲われる男性が多いと聞きます。
50歳までの人生にあまりに真剣に、全人生の熱意を全て注ぎ込んだ結果、精神的にも肉体的にも燃え尽きてしまった人も多いそうだ。
人間を考えると、子供を育て上げ、遺伝子を引き継ぐ役割が終わり、これまではここで人生を終えていました。
体力、生殖能力などから、50歳あたりが、生物としての寿命だといわれている。生物年齢と人生年齢が一致していましたが、人間は生活環境や医療の工夫を重ねた結果いまやもう一周残っている。
50歳までの人生は会社や家族の為、つまり社会が作ったルールに従って生きる事、つまり他者の為に生きてきた人生だが、2周目からは本当の自分を取り戻す時間だと、斎藤孝氏は言っている。
人生を一周する事による経験を生かして、新しい人生に足を踏み入れるのは、上手くいけば楽しく、刺激的であるはずである。人生を更に広く深く再発見する事が出来る。
人は家庭を持ち、家庭を大切にしながら、生きていますが、心の中にも庭を持っている。人は知らず知らず心の中にも庭を持つと言う。
2周目に入って、何もせずに過ごしてしまうと、希望も感動もなくなり、心の庭に雑草が生え、それが初期のうつを引き起こす。うつの雑草は早く刈り取らないと、すぐ広まります。
人生は回る独楽と同じで何かに熱中して回っていないと、倒れてしまいます。新しい事、楽しい事、熱中している事があればうつの雑草は生えません。
人生50年X2、男性の運命ー58
人生50X2-男性の壁ー57
ブログ一覧4(2020/1/1~)
577.易と人生ー8
576.易と人生ー7
575.易と人生ー6
574.易と人生ー5
573.易と人生ー4
572.易と人生ー3
571.易と人生ー2
570.易と人生ー1
569コロナ後ー5
568.コロナ後ー4
567.コロナ後ー3
566.コロナ後ー2
565.コロナ後ー1
564.池上さんが聞くーDNA & RNA-7
563.AIとコロナと入力の自動化ー14(6)
562.100歳時代と過去未来ー70
561.100歳時代と時計ー69
560.100歳時代と時間ー68
559.AIとコロナとドンー14(5)
558.AIとコロナと将棋ー14(4)
557.AIとコロナとサーズー14-3
556.AIとコロナとヘルスマップー14-2
555.AIとコロナー14-1
554.東証システムの故障ー33
553.池上さんが聞くー遺伝子の化粧ー6
552.テレワークのメリット、デメリットー8
551.これからのテレワークー7
550.テレワークーGとTー6
549.テレワークとクラウドー5
548.IphoneSEに変更しましたー64
547.池上さんが聞くータンパク質-5
546.池上さんが聞くーIPS細胞ー4
545.池上さんが聞く遺伝子ー3
544.テレワークとカラオケー5(4)
543.テレワークとカラオケー5(3)
542.テレワークとカラオケー5(2)
541.テレワークとカラオケー5
540.テレワークの準備ー4
539.テレワークのソフトー3
538.テレワーク時代ー2
537.テレワーク時代ー1(20200616)
536.池上さんが聞くーウイルスとはー2
535.池上さんが聞く生命の仕組みー1
534.100歳時代の慧海と心身培養ー67
533.100歳時代の慧海と漢方医書ー66
532.コロナーハラリの世界連携ー13
531.コロナーハラリと情報組織ー12
530.新型コロナーハラリと生体情報-11
529.新型コロナーハラリと監視ー10
528.新型コロナとハラリの世界ー9
527.100歳時代と慧海の薬草ー65
526.AI時代の士業と人間力ー66(8)
525.100歳時代と慧海の長生法ー64
524.100歳時代と川口慧海ー63
523.新型コロナと冬場ー8
522.新型コロナと風邪ー7
521.AI時代の士業の直接的影響―66(7)
520.AI時代の士業の間接的影響-66(6)
519.人生50年X2と雑談力ー62
518.新型コロナウイルスと感染症ー6
517.新型コロナウイルスと病気に勝つー5
516.新型コロナウイルスと免疫力ー4
515.AI時代の士業と具体的失業ー66(5)
514.AI時代の士業と人工知能ー66(4)
513.新型コロナウイルスー3
512.新型コロナウイルスー2
511.新型コロナウイルスー1
510.AI時代の士業とIT-66(3)
509.AI時代の士業の環境ー67(2)
508.AI時代の士業の戦略ー66(1)
507.人生50年X2,頑張り過ぎー61
506.人生50年X2,心の荷物ー60
505.人生50年X2,男性の場合ー59
504.人生50X2ー男性の運命ー58
503.AI-2回目の小学校先生ー65
502.ファーウエイー3
501.珍問、疑問ー3
500.珍問、疑問ー2
499.珍問・疑問ー1
498.大阪の春ー5
497.インテリジェンスー3
496.ファーウエイー2
495.ファーウエイー1
494.インテリジェンスー2
493.インテリジェンスー1
492.大阪の春ー4
491.大阪の春ー3
490.大阪の春ー2
489.大阪の春ー1
488.2020年予測ー3
487.2020年予測ー2
486.2020年予測ー1
ブログ一覧3(2018/8/10~2019/12/31)
ブ
死とはー同一人物とはー6
人間は三か月で全体の細胞が入れ替わり、半年には骨なども取り替えられていると聞く。そうすると肉体的には昨日のあなたと今日のあなたは違う事になる。しかし同じ人であるのは変わらない。
最近の医学では手足も義足で取り替えられ、内蔵も取り替えられる可能性がある。従って脳以外が取り変わっても同じ人物になる。
では脳はどうか、20年前のあなたの脳と今日のあなたの脳は同じではない。そうなると同じ信条や記憶や欲望や目標を持つなら同じ人物と見る。これは「人格の同一性」となる。
身体説は一卵性双生児は全く同じ身体で生まれてくるので、説明しにくい。同じDNAなので、何をもって区別したらいいか分からなくてなる。
身体説を突き詰めると、未来の私は全身をもっていなくてもよい。現在の医療では手や足を取り替えてしまう。従って私の脳を持っているものが私となる。脳がなくなると消滅する事になる。
物理主義者が受け入れる人格説をみてみよう。信念や記憶は一つ残らず同じである必要はない。人は常に記憶を失ったり、信念がぐらついたりしている。
人格は全体としてゆっくり発展していく。
人格説では同一人物であるか否かは、同じ人格をもつていれば、同一とも言えるのだが、少年の時の人格と老人になったときの人格は何をもって同一と考えるかは一筋縄ではいかない。
AI高齢者ー物忘れ防止ー60
高齢者で物忘れがしばしば起きた来た時、スマートフォンがカバーしてくれます。それは2つありますが、1つはメモ機能です。例えば、ある会社の社長の名前が出てこないなど場合、ABC社の社長名は山田太郎などとメモしておくこと。
とっさに出てこないなど場合は、さっとスマートフォンを開け、メモからABCと検索すると、すぐ表示出来る。
なかなか探せない時は一番上にある検索窓に「社長」と入力すると、社長に関するメモが一覧に出てくるので見つける事ができる。
2つ目はカレンダーの利用です。何かが決定しましたらその時点で素早くカレンダーに入力する事をお勧めします。
そうすると予定の30分前にチンと鳴ってくれる。数年前の記録も検索で一覧で確認する事ができる。
最近私がしているのは、カラオケ会がある日に歌いたい歌を複数入力しておく。突然順番が回って来た時、慌てなくてすむ。
月一回カラオケ会があるので、その日の入力に適当な歌が無い場合は先月や先々月に遡って検索できる。
スケジュールに持参すること物とか、打ち合わせ内容を入力しておくと漏れがなくなります。打ち合わせに遅れたとか、忘れたとかが極端にに無くなります。
スケジュールはノートに記入した方が安心と言う人も多いですが、最終的には記録が何年も残り又変更もすぐ出来るので、遡って思い出すにも便利です。
死とは何かー1
20世紀まで人類はあらゆる工夫の結果、科学技術が発達しました。しかしただ1つ考える事も追求する事も避けて来た事があります。
それは死についてであります。サピエンスを著したハラリは全てをやり尽くした人類は21世紀には最後に残された死について真正面から考えるだろうと予測していますが、最近週刊誌で初めて死を取り上げた。
医師が胸に手を当て心音停止と呼吸音停止を確認し、ペンライトで瞳孔に光を当て、大きさが変わらないーこの時医師は時計に目をやりながら「ご臨終です」と宣言する。
この時あなたは物理的に死んだ事になる。これは週刊誌独特の実に分かり易い死の表現である。
つまり人間は心臓が止まりー血液が流れなくなり、呼吸が止まりー酸素が供給されなくなり、脳が停止するー全身を制御する脳が活動を停止すると死に至るのである。
その日は確実に訪れる。但しそれは何時なのか、その時あなたはどんな気持ちになるのか、そして死後あなたはどうなるのか、死とは一体何なのか、それに対する答えは無い。
死の謎は人を不安と恐怖に陥れる。仏教では生まれ変わる輪廻転生を説く。キリスト教は信じれば天国に行くと説く、
死を恐れるのは①苦しむのではないかと言う死へのプロセスの謎、②死後あの世はあるのか、ないのかの疑問、③残された家族との別れである。
双子のDNAとサピエンスー18
DNAにはその各々にオンとオフのスイッチがあるのではないかと言われ出している。DNAスイッチは 後成遺伝子 ( エピジェネテイクス )という。
私達の細胞は約40兆個ある、これまで60兆といわれていましたが、2013年11 月に37兆個と発表されました。人間は1つの細胞からはじまり、1から2、2から4と分裂し46回分裂して37兆個になるといわれます。
細胞の1つ1つにDNAがある。その内の2%が遺伝子で、遺伝子には肺や心臓、目、耳、血液、脳、胃、肝臓、脾臓、小腸、ガンを抑える機能がある。
大腸を作る、卵子、精子、血管、アルツハイマーを防ぐ、血管を作る、など人間を健康に生かす為の設計図、ノウハウが2%のここに詰まっている。約2万5000個と言われている。
面白い研究がある。一卵性の双子は同じ遺伝子を持つが、2人の運命が大変変わる事がある。その時遺伝子にどんな違いが現れるのだろうか。
1人はガンになり、1人はガンにならない。すべての人はガンを抑えるスイッチを持っている。しかし調べてみると6割がオフになっていた。
何故オフになるか、現在のところ食事や運動が関係する事が分かっている。
運命を変える方法ー記憶力アップはランニングすると効果がある。音楽の才能はたくさんかの音楽を聴くとスイッチがオンになる。
これまでは生まれる時はすべてのスイッチはリセットされると考えられた。
最近の研究では祖父の代に太ると子や孫まで太る体質を受け継ぐのではないか、脂肪を貯める、食欲を増すー2つのスイッチがリセットされずに受け継がれたと言う研究が発表されている。
人生50X2 ー男性の壁ー57
日本人の寿命は縄文時代は15歳代、奈良時代から平安から安土桃山時代で30歳代、江戸、明治時代で40歳代でした。
ところが1960年(昭和35年)-男ー58歳、女ー61歳、2000年(平成12年)ー男ー77歳、女ー84歳、2010年(平成22年)ー男ー79歳、女ー86歳である。
人生50年から100年になったと言われている。これは又50年の寿命を2回生きる事になる。
一方で人生百年と言われるが現在男性は残酷な現実とぶつかっている。
男と寿命に立ちはだかるおおきな壁は定年制度である。日本では100 歳以上は6万6000人に対して男性はだった1割の6000人だといわれている。
今は定年60歳代と言われていますが、内実は50歳代から役職定年等で、役職を解かれ、部下も亡くなり、給与も半分以下になるので、実質充実した人生は50歳までと考えても良いだろう。
50歳半ばで職場環境が変わってしまい、家庭でも子供が独立して結婚したりで変わってしまう。
この時期に人生に諦めを感じてしまう男性が多い。しかも肉体的にも体力が落ちて、頑張りが効かない自分に気づく。
つまり完全に一周目の人生が終わり、2周目の人生を設計し直さなければならないのに、1周目の人生にこだわり、ずるずると過ごしてしまう。
100歳と110歳の壁ー56
日本には百寿者(センテナリアン)は6万人以上だが、超百寿者の110歳以上は146人です。一気に減ってしまうこの事実をどう捉えたらいいか。
限界寿命の115歳まで幸せに生きるにはどうすれば良いか、慶應義塾大学の研究では百寿者は糖尿病にかかる率が低いことが明らかになっている。
75歳以下の糖尿病は15%だが、センテナリアン(100〜104歳)は6%,セミ、スーパーセンテナリアン(105〜109歳)は4%,スーパーセンテナリアン(110歳以上)は3%と減少する。高血圧もほぼ同様です。一方ガンや骨折は増えています。
現在は食べ物が溢れて、栄養失調で亡くなるより、肥満で亡くなる人が増えている。1980年に8億5千万人の肥満者が2013年には21億人と世界人口の約3割にまで増加、そして1990年以降飢餓人口は減っています。
肥満になると内臓脂肪が増え、糖尿病、高血圧が増え、心臓、脳、腎臓の機能がおちる。そして内臓脂肪に炎症が起こり、全身に広がる。スーパーセンテナリアンは血液中の炎症が大変低い事が分かっています。
110歳とフレイルー虚弱ー55
しかしながら百寿の男性は10〜20%に対して女性は80〜90%を占めています。従ってそこそこ元気なおばあちゃんが沢山いるのです。介護が必要になっても、認知症になってもガンや感染症に対して抵抗力があります。
大阪大学の権藤恭之先生が東京の百寿者304名の調査では、認知症は男性の方が少なく、視聴覚障害の無い男性が女性の4倍多かったようです。
一方認知症があり、介護が必要だが、100歳以上を生きている人が沢山います。
80代を超えると、フレイル(虚弱)が問題となります。
これまでメタボリックが問題とされましたが、それは中年期であり高齢期には痩せている方が問題です。
ボディマス指標(BMI=体重/(身長x身長)つまり私では54/(167×167)=19.36)は18.5以下が女性では20%,男性で10%で女性の方が深刻です。
つぎの5項目が当てはまるとフレイルとみなされます。
1.体重減少ー年4.5KG2.歩行速度低下、0.3M/秒ー信号が青から赤になるまでに渡りきれない速度。3.握力低下ー男性26kg未満、女性18kg未満、4.疲れやすい、5.身体の活動レベルが低下、
フレイルになると転倒は1.3倍、移動困難は2.5倍、死亡は2.2倍になる。
フレイルにより寝たきりになり、要介護になる人は80歳前半で12%,80歳後半で25%,90歳以上で44%になります。
フレイルの原因は筋肉量の低下ですが、スーパー元気なおばあちゃんが少ないのは筋肉量の低下による事が多い。
ボストン大学での百歳の人を3つにわけている。1。サバイバー:80歳以前に糖尿病や心筋梗塞など大きな病気をした人が43%,2。スローワー:80歳以後に大きい病気をした人が45%,3。パーフエクター:100歳過ぎても大した病気をしていない人:12%,
この結果から人の一生で起こる病気をなるべく人生の最後に押しやる事が出来る人が長生きすると言う説を発表した。
しかし若い時に病気になっても長生きしているサバイバーも多くいる、この人達は「一病息災」で必ずしも病気になったから長生きを諦める必要はない。
110歳を考える3ー54
注目したいのは人の世話を受けない男性の11%のグループです。彼らは大変元気で介護を受けずに90歳まで自立している。
この「スーパー元気な男性」の存在が健康長寿を考える時の新しいヒントになるのでは無いかと、慶応義塾大学の伊藤裕先生は主張します。
医者である先生の経験から、彼らは明るく、活気があり、生気がみなぎっていると言う。周囲の人も元気をもらい、存在感があるようです。
中国では人間には気があると考えます。最近105歳で亡くなった日野原重明先生は晩年ステーキが好きだと言われたそうで、健康な胃腸を持っていたようです。
強靭な脳と筋肉骨格と胃腸が「スーパーおじいちゃんの三種の神器です。
ボストン大学の百寿者研究で739名の百寿者のうち男性216名、女子523名でした。
この内自立して生活出来るのは男性が28%,女性が14%でした。
認知力テストでは男性が28点、女性が23点と男性の元気度が高いと報告されています。
スーパー元気なおばあちゃんが少ないのは、筋肉量が元々少なく、閉経時に骨がもろくなりやすい為と言われます。
110歳を考える2ー53
男は19%が60歳代で障害が出始め、70で人の世話になり、その後死ぬまでその状態が続く、つまりこの時点で健康寿命が尽きています。
一方70%は70歳代後半から障害が出始め、平均寿命近くで人の世話になります。
生涯人の世話がいらない人が11%あります。
女性の12%は60歳代半ばで健康寿命が尽きてしまいますが、残りの88%は70歳頃から障害が見えはじめ、徐々に進むが、85歳頃でかなりの障害となり、平均寿命まで生きます。
今後の100歳時代の寿命は100歳まで元気で生き、115さの天寿を全うする人と、アップアップで介護を必要として100歳に辿り着く人と二極化するのでは無いだろうかと言う。
明るい材料もある。歩行速度は年々落ちていく、80歳以上の平均歩行速度は1992年は0.8m/秒でしたが、2002年は1.0m/秒と伸びています。
ちなみに0.3m/秒は、信号が赤から青にかわり、横断歩道を赤に変わらぬ内に渡りきる速度です。
また70〜80歳で2008年にインターネット利用率は28%だつたが、2013年には43%まで伸びている。つまり元気な高齢者が増えているのです。
110歳を考える-52
日本は長寿国と言われています。100歳以上が6万5000人いるそうです。しかもどんどん増えているようです。一方110歳以上の人は僅か146人しかいません。
この壁を追求されたのが、慶応義塾大学医学部の伊藤裕先生です。
日本人の平均寿命は環境の整備や保険制度などにより、順調に伸び、現在女性は87歳で世界2位、男性は81歳で世界3位です。
最近衝撃的な報告がされました。人間の寿命の限界が115歳ぐらいかもしれないという。
2016 年に発表された最長記録は女性でフランス人122歳、アメリカ人119歳、日本人117歳、
男性は日本人116歳、アメリカ人115歳、プエルトリコ人115歳で人間としての寿命は115歳あたりで、120歳前後が限界と思われる。
「平均寿命」とは命が尽きるまで、「健康寿命」とは五体満足で自立している、つまり頭、首、胸、手、足の5つが問題なく動くことです。「限界寿命」とは人間が最長に生きる限界、つまり115歳あたりを言う。
見えない世界と五感-1
私たちは情報の8から9割を視覚から得ていると言う。情報の社会と言われる現代はどこへ行っても情報に溢れている、それは殆どが目から入ってくる。
しかしこの情報は全てが写真の様に頭に入ってくるものではないそうだ。24時間365日全ての情報が脳に蓄積されては狂ってしまうだろう。
目に入った情報は巧妙に選択され、加工されて記憶される。この時基本になるのは、その情報が自分にどんな意味があるかが大切となる。
人や動物は常に必要な物を本能的に求めながら行動している。
モンシロチョウがキャベツ畑を飛んでいます。このモンシロチョウにとって時間帯によってキャベツ畑の見え方が違ってくると言います。
午前中は交尾の時間帯です。オスは相手を求めて飛び回ります。あたりに葉や花があっても目もくれません。ところが午後になると空腹になり、今度は花の蜜を求める様になります。急に花が見え始めるのです。しかも開いた花だけが意味のあるものとして見えると言う。
人間でも青春時代は若い女性ばかりが目にはいるが、腹が減ってくると食堂や喫茶店ばかりが目に入る。本屋に入ると興味ある本しか目に入らない。
言葉でも話相手の声は分かるが、他人の声は雑音として耳に入らない。目は全てを見ている様で、見ていない、興味あるものだけしか目に入っていない。こう述べるのは「目の見えない人は世界をどう見ているか」の伊藤亜沙氏だ、
人はその人が興味あることしか目に入らない、だから同じ景色を見ていても、各々違ったものを見ているし、全く興味がないなら、見ていても見ていない事になる。その人にとって意味あるものしか見ていない。