生物の歴史では生命の誕生から20億年間は大腸菌やビフィズス菌などの細菌(バクテリア)が繁栄し元の細菌と同じものを栄養がある限り分裂を繰り返す事が出来、つまり不死であります。
バクテリアは遺伝子を一つずつ持つが我々の遺伝子は二重螺旋と言って遺伝子を2つずつ持っています、生命誕生から20億年経ったころ、自死の生物があらわれました、それは二重遺伝子を持つ我々の先祖ですが、そのほとんどは雄と雌が協力して子孫を増やします。
遺伝子2セットずつが持ち寄り、組み合わさって二重遺伝子が出来ると雄と雌が合わさってバリエーションが多くなり、色々な環境に適応する事が出来ていく。
しかし二重の内一つが異常でも片方が正常なら、生きていけるが、異常が子孫に引き継がれていくと、種の絶滅の危険性があります、そこは生物の死によって立ち切られ、 健康なものが生き残っていく。
DNAに傷をつけるパターンは「紫外線」と「活性酸素」「環境の変化」があります。DNA はA(アデニン),T(チミン),G(グアニン),C(シトシン)の四種類の組み合わせで成り立っていますが、コビーをする時、「紫外線」その他の影響で、規則通りコビーされず、欠落したり、違う要素が入ったりするコビーミスがおこります。
常に生命活動をしている限りDNA のコピーが行われ、一日当たり数千個の傷がつくと言われます。ただし傷ついたDNAを修復する仕組みがあります。「ポリメラーゼ」という酵素が修復します。複製途中で傷があるとコピーを一度止めて、DNAポリミラーゼ救援体が出現して修正する。しかし問題は全てを完全に修正出来るわけではなく少しずつ残る事です。
ホモ・細胞の死ー10