100歳と110歳の壁ー56

日本には百寿者(センテナリアン)は6万人以上だが、超百寿者の110歳以上は146人です。一気に減ってしまうこの事実をどう捉えたらいいか。

限界寿命の115歳まで幸せに生きるにはどうすれば良いか、慶應義塾大学の研究では百寿者は糖尿病にかかる率が低いことが明らかになっている。


75歳以下の糖尿病は15%だが、センテナリアン(100〜104歳)は6%,セミ、スーパーセンテナリアン(105〜109歳)は4%,スーパーセンテナリアン(110歳以上)は3%と減少する。高血圧もほぼ同様です。一方ガンや骨折は増えています。

現在は食べ物が溢れて、栄養失調で亡くなるより、肥満で亡くなる人が増えている。1980年に8億5千万人の肥満者が2013年には21億人と世界人口の約3割にまで増加、そして1990年以降飢餓人口は減っています。

肥満になると内臓脂肪が増え、糖尿病、高血圧が増え、心臓、脳、腎臓の機能がおちる。そして内臓脂肪に炎症が起こり、全身に広がる。スーパーセンテナリアンは血液中の炎症が大変低い事が分かっています。

人生50X2ー男性の壁ー57
110歳とフレイルー虚弱ー55