注目したいのは人の世話を受けない男性の11%のグループです。彼らは大変元気で介護を受けずに90歳まで自立している。
この「スーパー元気な男性」の存在が健康長寿を考える時の新しいヒントになるのでは無いかと、慶応義塾大学の伊藤裕先生は主張します。
医者である先生の経験から、彼らは明るく、活気があり、生気がみなぎっていると言う。周囲の人も元気をもらい、存在感があるようです。
中国では人間には気があると考えます。最近105歳で亡くなった日野原重明先生は晩年ステーキが好きだと言われたそうで、健康な胃腸を持っていたようです。
強靭な脳と筋肉骨格と胃腸が「スーパーおじいちゃんの三種の神器です。
ボストン大学の百寿者研究で739名の百寿者のうち男性216名、女子523名でした。
この内自立して生活出来るのは男性が28%,女性が14%でした。
認知力テストでは男性が28点、女性が23点と男性の元気度が高いと報告されています。
スーパー元気なおばあちゃんが少ないのは、筋肉量が元々少なく、閉経時に骨がもろくなりやすい為と言われます。