定年後は毎日が日曜日の生活に、目的を見つけられなく、3ヶ月程経つと、体調不良に襲われる男性が多いと聞きます。
50歳までの人生にあまりに真剣に、全人生の熱意を全て注ぎ込んだ結果、精神的にも肉体的にも燃え尽きてしまった人も多いそうだ。
人間を考えると、子供を育て上げ、遺伝子を引き継ぐ役割が終わり、これまではここで人生を終えていました。
体力、生殖能力などから、50歳あたりが、生物としての寿命だといわれている。生物年齢と人生年齢が一致していましたが、人間は生活環境や医療の工夫を重ねた結果いまやもう一周残っている。
50歳までの人生は会社や家族の為、つまり社会が作ったルールに従って生きる事、つまり他者の為に生きてきた人生だが、2周目からは本当の自分を取り戻す時間だと、斎藤孝氏は言っている。
人生を一周する事による経験を生かして、新しい人生に足を踏み入れるのは、上手くいけば楽しく、刺激的であるはずである。人生を更に広く深く再発見する事が出来る。
人は家庭を持ち、家庭を大切にしながら、生きていますが、心の中にも庭を持っている。人は知らず知らず心の中にも庭を持つと言う。
2周目に入って、何もせずに過ごしてしまうと、希望も感動もなくなり、心の庭に雑草が生え、それが初期のうつを引き起こす。うつの雑草は早く刈り取らないと、すぐ広まります。
人生は回る独楽と同じで何かに熱中して回っていないと、倒れてしまいます。新しい事、楽しい事、熱中している事があればうつの雑草は生えません。
人生50年X2、男性の運命ー58
人生50X2-男性の壁ー57