AIとコロナとサーズー14(3)

2003年トロントでサーズの感染爆発がありましたが、原因は香港から旅客機で帰宅した人でした。その人から家族へと感染が広まりました。

2002年11月に中国の広東省で確認されたコロナウイルスの一種SARSが香港、サンフランシスコ、マニラに拡大、中でも深刻なのはカナダのトロントだった。


感染者は385人、死者は44人にのぼった。SARSは病院のなかで拡大した。トロントの患者の殆どが病院に来てかかった。一般の人と診療中の医療従事者だった。

病院は全ての手術を止め、外来も中止した。病院は空っぽになりSARSの治療に同意した医師達だけが危険を承知で闘った。

この経験を生かす事が17年間のブルードットの目標となった。ブルードットの創始者カムランカーンはSARSで3人の同僚を失った。今では毎年40億人以上の人が飛行機で世界中に移動している。

感染拡大の予測には人の流れを予測する必要がある。AIによって感染拡大を予測した解析チームは結果を論文にまとめ2020年1月8日に医学誌に発表した。

多くの人が行き交う現代ではサーズよりはるかに拡大が早かった。1/13中国以外ではじめてタイのバンコクで感染者を確認した。その3日後、日本、韓国、台湾への感染がわかつた。そのほとんがブルードットがあげた都市だった。

AIとコロナと将棋ー14(4)
AIとコロナとヘルスマップー14(2)