AIとコロナと将棋ー14(4)

AIが急速に発達したのはここ10年ほどである。社会に強烈に印象付けたのは2017年5がの将棋の電王戦だ。

AI が将棋界の最高位の佐藤天彦名人(当時)を破った。この時AI が勝利を手繰り寄せたのが独創的な一手だった。

将棋ソフトPonanzaは3-8金、過去20年間、5万局に及ぶ対戦データから導き出した手が名人を圧倒した。

人間には処理出来ない程の大量のデータを処理し、新しい答を導き出すAI,その能力は人類が直面する難題にも生かせるのではないかと期待された。

気候変動、飢餓、貧困、病気が解決されたらより健康で、幸せな生活が送れると思われる。AI に期待する一方AI の解析には、いくつかの欠点がある。

一つはデータが正しいかどうかに依存している事、学習したデータにより精度が変わります。質も量も十分で正しいデータを学習させないと意味が無い結果を出す事もある。

過去の失敗したケースでは2008年にインフルエンザに関する検索数だけを使った、その結果精度が高まらず2015年に中止された。

検索数だけでは、本当に発生した場合と不安から検索する場合や興味でする場合もあるので、不正確なのです。AI解析の正しさは過去のデータの質に依存する。AIとコロナとサーズー14(3)

AIとコロナとドン―14(5)
AIとコロナとサーズー14(3)