◆植物と動物は何が違うのですか?
地球の歴史では植物が最初に陸に上がり、一酸化炭素から酸素を作る事で、動物が陸に上がる環境ができました。
植物は光合成により、一酸化炭素から炭水化物や酸素を作ることが出来るのです。
光合成の能力は最初は光合成細菌というバクテリアが海中にいました。光合成細菌が植物の細胞に入り込んだと推測されます。
生命の歴史上での大変化は二回起こっています。1回目はミトコンドリア、2回目は葉緑体です。
◆ミトコンドリアとはなんですか?
地球上に酸素が溢れていた時、酸素を食べてエネルギーを作るミトコンドリア言うバクテリアが生まれました。
このバクテリアを自分の細胞に取り込んだ生物は大量のエネルギーが出せるようになり、生命の活動領域が広がりました。
さらに続いて光細菌も細胞に入り込んで葉緑体になりました。ミトコンドリアも葉緑体も元は別の動物でした。このように他人の細胞に入り込んでお互いに利益を得る現象を細胞内共生と言います。
◆動物は動きまわりますが、植物は動かないのはなぜですか?
動物はエサを食べないとエネルギーが獲得出来ないが、植物は水と光と二酸化炭素が有れば動かなくてもエネルギーが獲得できるからです。
◆DNA、遺伝子、ゲノム、染色体はどう違うのですか?
遺伝子は昔から親から子は受け継がれる遺伝の情報の意味でした。い遺伝に関わる具体的な物質があるに違いないと探した結果1950年頃に遺伝を担う物質がDNA(デオキシリボ核酸)と分かりました。
ゲノムとは遺伝子を全てひつくるめて、生物に必要な遺伝子全ての事を言います。
染色体は当初細胞「染色して顕微鏡で観察したら細胞のなかで一部染まっているものがあつたので、染色体と言ったそうです。染色体はDNAが折り畳まれて、顕微鏡で見える程度の大きさになったものを言います。
つまり遺伝子やゲノムは生命の中の情報であり、DNAと染色体は物質である。そして遺伝子をまとめたものがゲノム、DNAの集まったものが染色体になります。