日本人の寿命は縄文時代は15歳代、奈良時代から平安から安土桃山時代で30歳代、江戸、明治時代で40歳代でした。
ところが1960年(昭和35年)-男ー58歳、女ー61歳、2000年(平成12年)ー男ー77歳、女ー84歳、2010年(平成22年)ー男ー79歳、女ー86歳である。
人生50年から100年になったと言われている。これは又50年の寿命を2回生きる事になる。
一方で人生百年と言われるが現在男性は残酷な現実とぶつかっている。
男と寿命に立ちはだかるおおきな壁は定年制度である。日本では100 歳以上は6万6000人に対して男性はだった1割の6000人だといわれている。
今は定年60歳代と言われていますが、内実は50歳代から役職定年等で、役職を解かれ、部下も亡くなり、給与も半分以下になるので、実質充実した人生は50歳までと考えても良いだろう。
50歳半ばで職場環境が変わってしまい、家庭でも子供が独立して結婚したりで変わってしまう。
この時期に人生に諦めを感じてしまう男性が多い。しかも肉体的にも体力が落ちて、頑張りが効かない自分に気づく。
つまり完全に一周目の人生が終わり、2周目の人生を設計し直さなければならないのに、1周目の人生にこだわり、ずるずると過ごしてしまう。