双子のDNAとサピエンスー18

DNAにはその各々にオンとオフのスイッチがあるのではないかと言われ出している。DNAスイッチは 後成遺伝子 ( エピジェネテイクス )という。

私達の細胞は約40兆個ある、これまで60兆といわれていましたが、2013年11 月に37兆個と発表されました。人間は1つの細胞からはじまり、1から2、2から4と分裂し46回分裂して37兆個になるといわれます。

細胞の1つ1つにDNAがある。その内の2%が遺伝子で、遺伝子には肺や心臓、目、耳、血液、脳、胃、肝臓、脾臓、小腸、ガンを抑える機能がある。

大腸を作る、卵子、精子、血管、アルツハイマーを防ぐ、血管を作る、など人間を健康に生かす為の設計図、ノウハウが2%のここに詰まっている。約2万5000個と言われている。

面白い研究がある。一卵性の双子は同じ遺伝子を持つが、2人の運命が大変変わる事がある。その時遺伝子にどんな違いが現れるのだろうか。

1人はガンになり、1人はガンにならない。すべての人はガンを抑えるスイッチを持っている。しかし調べてみると6割がオフになっていた。

何故オフになるか、現在のところ食事や運動が関係する事が分かっている。

運命を変える方法ー記憶力アップはランニングすると効果がある。音楽の才能はたくさんかの音楽を聴くとスイッチがオンになる。

これまでは生まれる時はすべてのスイッチはリセットされると考えられた。

最近の研究では祖父の代に太ると子や孫まで太る体質を受け継ぐのではないか、脂肪を貯める、食欲を増すー2つのスイッチがリセットされずに受け継がれたと言う研究が発表されている。

宇宙のDNAとサピエンスー19
DNAとサピエンス3-17