「社会について」カテゴリーアーカイブ

新型コロナウイルスー2

ウイルスと言うものは物体と生物のあいの子と言われています。生物は細胞があって、その中にDNAの遺伝子やその他のミトコンドリアやリポゾームなどがあって細胞が成り立ち、生物が出来上がっている。

一方ウイルスはDNAの部品の一部の様なもので、遺伝情報の一部から成り立っており、自分だけで生き続ける事は出来なく、生物に寄生して、仲間を増やして増殖するので無生物と生物の中間とされる。

ウイルスは遺伝子とタンパク質の複合体であり、細胞を宿主として、自己増殖する。

ウイルスは小さい、直径十数ナノメートル、1ミリの十万分の1と言われても分からない。

ある例では人間の大きさが地球程だとすると、細胞の大きさは富士山ぐらいで、ウイルスの大きさはピンポン球ぐらいと言う。

人間は地球に生きている。地球を唯一の宿主として、増殖しているのは象徴的である。地球の身になると、人間は正にウイルスの様に見えてくる。

ウイルスは人間から見るとあまりにも小さい為、発見出来ない、薬も効かない状況である。

これまで作成された薬は細胞を対象とした物なので、富士山ほどの大きさの薬を多量に投入しても、健康な細胞を破壊するばかりで、ピンポン球に命中することは極めて難しいらしい。

新型コロナウイルスー3
新型コロナウイルスー1


新型コロナウイルスー1

2019年12月に中国河北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが世界中に広まり、2020年3月15日現在収まる気配がありません。
日本では1484人(国内773、クルーズ船697、チャーター便14)、退院525人、死亡ー国内22人、クルーズ7人となった。


世界の感染は中国ー80824人(死亡3189)、イタリアー17660(1200)、イラン11374(514)、韓国8080(72)、スペイン4231(121)、フランス3661(79)、ドイツ3063(5)、アメリカ2034(43)、スイス1122(6)、オランダ804(10)、デンマーク804(0)ほか。

コロナウイルスのSarsやMerswは2003年、2012年に流行し死者をだしたが、この時日本で感染例はありませんでした。その為余計に噂や憶測が飛び交っています。

ウイルスの起源は1876年(明治9年)生まれの野口英世が追い求めた黄熱病の病原菌で、その正体を光学顕微鏡でさがしたが、生涯見つける事ができなかつた。

光学顕微鏡は光とレンズによって物の像を拡大して見ます。細胞などは見えますが、それより小さい分子レベルは見えない。

1933年に電子顕微鏡が発明された。電子顕微鏡とは光のかわりに電子線を、レンズの代わりに磁場を使って物の像を拡大する顕微鏡で、細胞よりずっと小さいものをみることが出来ます。
この病原菌はそれ程小さかった。電子顕微鏡が発明されてはじめて発見された。

新型コロナウイルスー2
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AI時代の士業とITー66(3)

人類の歴史は道具を作る事によって発達してきましたが、その最先端にコンピュータの発達があります。そしてITには「ゴードン、ムーア氏の法則」があります。

ITはinternet technologyの略で、コンピュータ、インターネット、携帯電話等を使った情報技術の事で、国際的にはICT (information and communication technologyー情報通信技術)も同じ意味でつかわれている。


集積回路を生産して来たインテル社の創業者、ゴードン、ムーア氏はコンピュータの頭に当たる集積回路について、集積密度は18ケ月で2倍になると言う「ゴードンの法則」を1965年に発表しました。

これは18ケ月毎に2倍、4倍、8倍と指数関数的な発展を指している。コンピュータは実際にこの法則通り発展を遂げ、価格も飛躍的に下がりました。

この驚異的な発達は以下の経過を見れば分かると思う。1065年を1とすると、3年後は4倍、6年後は16倍、9年後は64倍、12年後は256倍、15年後は256倍、18年後は4136倍となった。

ムーアの法則は科学的な法則ではないが、経験則であり、過去50年間続いたのは誠に稀有な法則である。

またこの法則が信頼されたゆえに、関連業界はそれに合わせて様々な機能を進化させた結果、今日の驚くべきコンピュータの進歩をを実現したとも言えるだろう。

インターネットのホームページの数は2000年には1700万サイト、2017年には17億サイトで17年間で103倍に、2005年頃256MBの容量のものが15年程で1000倍の容量となっています。

AI時代の士業と人工知能-66(4)
AI時代の士業の環境ー66(2)

AI時代の士業の環境ー66(2)

変化するビジネスの世界は生物界と同じく環境に適した者が生き残る「適者生存」の世界です。
時代の流れを読んで、人より先に動いてビジネスモデルを確立して、一気に横展開してシェアを押さえる、成功者はこの様な動きをします。


では日本はどの様な時代の流れに晒されているのか、日本のビジネスを左右する3大潮流がある、①少子高齢化、②グローバル化、③機械化です。

これは少子高齢化が進めば、労働人口が減り、人手不足解消の為外国人の招聘や業務の機械化が求められます。

少子高齢化に伴い、相続税申告、相続税対策、事業継承対策、相続関連の訴訟や交渉、成年後見、遺言状の作成、遺品整理などで業務が拡大しつつある。

グローバル化では外国人労働者の受け入れが進み、通信手段や翻訳ツールも進歩しているので、士業にはビジネスチャンスがあります。

しかし外国語の素養や関連法案の知識、実務経験などが求められるので、決して簡単ではありません。
機械化は士業にとって脅威になる可能性があります。

AI時代の士業とIT-66(3)
AI時代の士業の戦略ー66(1)

AI時代の士業の戦略ー66(1)

士業とは明治時代の近代創世記に国を支える高度な専門性を持つ職業を、江戸時代の武士に例えて士業と呼び国家資格や民間資格を与えた。

士業は司法、会計、不動産、建築、土木、医療、福祉などに及び、具体的には弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、弁護士、中小企業診断士などがある。


20世紀期後半から21世紀にかけて、これまで安定して売上がされた商品が今後も続くと言う時代は終わり、3年先、5年先が読めないほど市場が激しく変わる時代に突入しています。

この様な時代に資格によって一定の需要が確保されてきた士業の業界にも時代の波が押し寄せています。特に影響を与えるのはITやAIの新しい技術の進歩です。

「機械に士業の仕事を奪われる」と言う声も聞かれ、士業は過渡期を迎えようとしています。しかし士業の仕事が無くなる訳ではなく、人間にしか出来ない士業の仕事はまだまだあります。

経営者は新規事業の立ち上げや業績の拡大と言った「攻め」の部分は得意でも、法律、会計、財務、労務と言った「守り」の部分は士業の専門分野である為、経営者の弱点を補う経営参謀としての役割があります。

AI時代の士業の環境ー67(2)
AI-2回目の小学校先生ー65

人生50歳X2,頑張り過ぎー61

心の負担を軽くするには仕事のし過ぎ、無理は良くありません。余裕時間が必要です。残業してがむしゃらに働いて良い結果を出せるとは限りません。

私の場合は常にスマートフォンのスケジュールアプリに記入して、詰まると時間をずらしたり、変更してもらったりして、余裕時間をなるべく確保できるように気をつけています。

仕事中は交感神経が興奮している。朝から晩まで続けると、心身のバランスが、崩れ、自律神経失調症になる。

それがひどくなるとうつ病になったり、過労死することがある。「ギリギリのスケジュースで働くのが1番良くない」と言う。

怖いのは業務時間内でこなせない仕事を持ち帰ってやる「サービス残業」が増える事です。

今日するべき仕事だけを書き出し、終わったらチェックを入れる事を実行しています。

書いておくと覚えておかなくて良いので脳の負担を軽くし、他のことを考える余裕ができます。そして仕事をこなした事を可視化する事がポイントです。

無駄な仕事に時間を取られない様に気をつける事も大切です。仕事の中には不要な仕事、他の人に任せても良い仕事と、後回しにしてもいい仕事もあります。

「愚か者は簡単な仕事を、複雑にする、普通の人は普通の仕事を普通にする、一流の人は難しい仕事を、シンプルにこなす」と言う言葉があります。

人生50年X2と雑談力ー62
人生50年X2,心の荷物ー60

人生50年X2,心の荷物ー60

50歳以上の人では、新鮮さに欠けた感じのする人と、逆に50代になって生き生き元気な人に別れる様に感じます。
ときめきを全く失って、何事にも心を動かさない人がいます。それでは人生の2周目を楽しむ事は難しいでしょう。心も表情も身体も硬直してしまうのでしょうか、


心に心配事を詰め込み過ぎていると、人生が重くなってしまいます。 沢山の荷物の内、本当に必要な物だけを選び、その他のものは捨てます。捨てるものの中にはトラウマやこだわりや執着からくるガラクタの様な荷物が沢山あります。

タンスの中が使わない服や下着で一杯になる様に、今では不要なものになってしまった荷物がそのまま残っています。
心の荷台には10代からのストレスが全部残っている。悩みや心配事、家の事、家族のこと、仕事のこと、あらゆる心配事で荷台が一杯になっています。


よく10代や20代の頃の両親や兄弟との葛藤やかだいを、50代になっても持ち続けている人がいます。
親との関係がうまくいかなかったとか、父親が厳しくて嫌いだとか、母親がうるさくて嫌だったとか、誰でも多かれ少なかれ親との葛藤をいまだに処理出来ずに抱えている。


20代、30代ならそれを引きずっているのはわかるとしても、50代を過ぎても持ち続けるのは、滑稽でもあります。人生に負の記憶を後生大事に持ち続ける必要はありません。それではどんどん重くなり動けなくなります。

忘れたい過去、捨てるべき体験は「忘れよう」、「捨ててしまおう」と心の中で決心する。はっきりと心の中でバッテン印をつけることが大切と考えられます。

忘れた事も時々思い出す場合があるが、その時は強い意志で「それ以上考えない」と決意をするのも大切です。

心の中に蜘蛛の糸の様にぶら下がつた記憶が蘇ることがあれば、ハサミでチヨキンと切ると嫌な記憶はまた逆さまに谷底に落ちて消えていくと言うイメージを繰り返すと「心の断捨離」ができます。

人生50年X2、頑張りすぎー61
人生50年X2,男性の場合ー59

 

人生50年X2,男性の場合ー59

日本の武道は長く続ける事に重きを置いています。若い時スポーツをしていて今も続けている人はうつ状態になりにくいと言います。

スポーツは身体を動かす事もありますが、勝負の世界で気持ちをピンと張る事が、緊張感によつて心の雑草が取り除かれると言われます。

又筋肉をアップする事により男性ホルモンのテストステロンが分泌されます。そして勝負に勝つ事によりアドレナリンなどの脳内ホルモンが分泌されます。

スポーツによつて脳に刺激を加えることで、機能低下を防ぎます。但しスポーツは年齢が高くなるとハードルがたかくなり、若い人と一緒に試合するのは難しい。同じチーム内では隅に追いやられてしまう。

その点日本の武道は高齢になっても続けることができる。柔道でも剣道でも年寄りだからと言って軽んじられる事はありません。段位がうえの人はある程度年齢も上の人です。

認定システムがある。剣道では初段は13歳以上、2段は初段受有後1年以上修行を続けていること、3段は2段を受けた後3年以上修行すること。6段から7段は6年以上、7段から8段は10年の修行がいり、初段からでは最低で31年もかかる。

武道は競技の実力だけで段位が上がるわけではありません。長く続けた人、年齢を重ね、精神的にも円熟した人を尊敬し、評価すると言う基本姿勢が武道にはあるのです。

武道を若い頃から続けている人は心の庭におおきな桜の木が立っているようなもので、自然と雑草が生えてこない精神環境を備えていることになる。

人生50年X2,心のに元ー60
人生50年X2、男性の運命ー58

人生50年X2,男性の運命ー58

定年後は毎日が日曜日の生活に、目的を見つけられなく、3ヶ月程経つと、体調不良に襲われる男性が多いと聞きます。

50歳までの人生にあまりに真剣に、全人生の熱意を全て注ぎ込んだ結果、精神的にも肉体的にも燃え尽きてしまった人も多いそうだ。


人間を考えると、子供を育て上げ、遺伝子を引き継ぐ役割が終わり、これまではここで人生を終えていました。

体力、生殖能力などから、50歳あたりが、生物としての寿命だといわれている。生物年齢と人生年齢が一致していましたが、人間は生活環境や医療の工夫を重ねた結果いまやもう一周残っている。

50歳までの人生は会社や家族の為、つまり社会が作ったルールに従って生きる事、つまり他者の為に生きてきた人生だが、2周目からは本当の自分を取り戻す時間だと、斎藤孝氏は言っている。

人生を一周する事による経験を生かして、新しい人生に足を踏み入れるのは、上手くいけば楽しく、刺激的であるはずである。人生を更に広く深く再発見する事が出来る。

人は家庭を持ち、家庭を大切にしながら、生きていますが、心の中にも庭を持っている。人は知らず知らず心の中にも庭を持つと言う。

2周目に入って、何もせずに過ごしてしまうと、希望も感動もなくなり、心の庭に雑草が生え、それが初期のうつを引き起こす。うつの雑草は早く刈り取らないと、すぐ広まります。

人生は回る独楽と同じで何かに熱中して回っていないと、倒れてしまいます。新しい事、楽しい事、熱中している事があればうつの雑草は生えません。

 

人生50年X2、男性の運命ー58
人生50X2-男性の壁ー57

 

AI-2回目の小学校先生ー65

今月M小学校で2回目の小学校先生を行った。前回の続きで5年生2クラス各2時間の授業をしました。今回は実技中心で、まず前回好評だった音に関する実技をしました。

前回はドレミファなどの音のだしかたや犬の声、鐘の音などの使い方をやりましたが、今回は歌を演奏する事をしまして。咲いた咲いたチユウリツプの花が、、、、を作ってもらいました。

次いで算数に移り、三角形、四角形、六角形などの描き方をやりました。描き方も①三角形なら3回クリックする、②三角形を一回のクリックでする、③三角形をクリックする回数を設定してする、

多角形は三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、十角形、三十角形、五十角形をつくりました。円を書きたいとの要望がでましたので最後に円をかきまた。音楽とは違った知的な盛り上がりをしました。

最後にゲームの感覚を味わう為パックマンのゲームを少しやってもらいました。パックマンは画像を加工してパックマンの顔作りから始めて、それが動き回って、リンゴを食べるゲームまで作ったが、時間の都合で半数程度が完成したようです。

最後に参考として、このゲームを高度化して、リンゴを食べたら美味しいと叫んだり、顔色を変えてみたりの実例を見てもらった。

これで3クラス、3時間ずつで4時間の授業がなんとか完了しました。全てボランティアではありますが、初めて小学校の先生役を果たし、わざわざ握手をしに来る生徒もあって、少しは役に立ったのかと安堵しました。

AI時代の士業の戦略ー66(1)
ブログ一覧ー4
AI-小学校先生体験ー64

ファーウエイー3

デュイスブルクは中国企業を集めて拠点「中国貿易センター、ヨーロッパ」を建設中である。鐵工所の閉鎖が続き、人口流出が止まらない。この経済状況を一気に変える可能性を中国のハイテク企業に、感じられる。中国人が投資してくれれば市の税金も改善されると考える。

しかし期待と裏腹にトランプ大統領がNatoの会議で、ファーウエイの5G を排除するように迫った。

5Gは軍事面も大きく変えるとされる。ドローンやロボット兵器が、戦場の情報を瞬時に共有し、攻撃出来るようになるからだ。

アメリカが特に警戒するのは情報セキュリティだ。通信機器のセキュリティを調査して、政府に助言してきた会社が、昨年ファーウエイの通信機器500種類を調査し、ある問題を発見した。

ネットウエアに必要な機器のソフトウエアに問題が見つかった。外部からの侵入を可能とするアカウントが存在していたと言う。
ここにあったのはファーウエイと言うアカウントで、それのパスワードも設定されている。


意図的に組み込まれたかどうかは分からないが、パスワードを知っているものなら、機器にアクセスして、エラーや不具合を生じさせる事が出来る。

これはバックドアーと言われる裏口侵入が出来る弱点である。ソフトウエアを作る時、開発時に弱点を意図的に設けると情報の抜き取りや、遠隔操作を行うためのバックドアーになる可能性がある。

今回一つのソフトに対して100を超える弱点が見つかった。他社の製品に比べ安全性の面でリスクが高いと言わざるを得ないと言う。

ファーウエイー2

珍問.疑問ー1

20万人が応募ー火星移住計画火星移住計画に世界中から応募が殺到し、話題となっている。オランダの「マーズ、ワン財団」の主催で、40人に絞り込み、2023年には最初の4人を火星へ送ると言う。

だが火星への片道切符を手にした移住者は、二度と地球へは戻ってこられない。にもかかわらす、2013年8月の締切までに20万人を超える応募があった。

しかしそもそも火星移住計画は実現可能なのか、少々疑問もある。最短で8ケ月かかる旅を安全に飛べるかが問題だ。

宇宙空間は重力が少なく、長期滞在をすると、骨粗しょう症になりやすい。さらに宇宙放射線による発ガンリスクも心配である。
現地での水、食料の調達、燃料の維持も必要になる。さらに実現には莫大な費用がかかる。


現在では不確実なことだらけだが、はたして人類にとって火星が夢の新天地になるかどうかは注目だ。

片道切符にかかわらず、応募したのは何故かの質問にー人生に意味を持たせたい、有名人になりたい、冒険したいなどの答えがあり、理不尽だとの意見は出てこなかったそうだ。

珍問、疑問ー2
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大阪の春ー5

江戸時代、京都伏見から大阪へ淀川を往来した「30石船」を万博を機に復活させようとの案がある。

水素エネルギーを使う次世代型 30石船だ。船は水素で発電し、二酸化炭素が出ない50〜100人乗りを考えている。万博後は瀬戸内海の遊覧船にも展開したい考えだ。

今年は関西にとっては万博の基礎を作る年ー基本計画やプロデューサーの決定、10月から開催されるドバイ万博で参加国の招請などがある。今や関西では期待の声が高まっている。

会期中(4月13日から10月13日)の来場者数は2800万人と予想する。但し昭和45年(1970)年の万博の6400万人に、最近の訪日外国人を加味して8千万人との声もある。

会場建設費1250億円、運営費810億円かかるが景気浮揚も予想される。

大阪万博は何の為にするのか、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」だが、医学系のシンポジュウムのようで良く分からないとの声もある。面白そうな要素が見当たらない。

建前も必要だが実利もいる。関西経済界は万博運営に200億円の寄付を決めたが、この機会に東京一極集中、大阪の地盤沈下を食い止める決定打は見つかっていない。

万博後の大阪では新しい令和の水素船で世界から気軽に立ち寄り、多様で面白い大阪が出来上がれば良いのではなかろうか。

大阪の春ー4

インテリジェンスー3

画像諜報(イミント)はインテリジェンスの意味で、画像や映像を収集、分析する手法である。写真、映像技術の発達に伴い進歩し、光学、レーダー技術から、遠方から高精度の画像情報を得られるようになっている。

かつては航空機から撮影、様々な情報を得ていた。ドイツがバルト海沿岸にロケット兵器基地を建設していたところ、イギリスの偵察機が撮影し、写真分析の結果、空爆している。

現代では航空機に代わって、偵察衛星がイミントの主役を占めている。偵察衛星は宇宙空間を回っているので、他国の領空を侵犯することなく、合法的に他国の動向を監視出来る。日本も偵察衛星を運用している。

日本の偵察衛星の解像度はさほどでもないが、アメリカの偵察衛星の解像度は10センチ四方といわれる。従って地表で何が起こっているかがほぼわかる。戦車の種類を識別し、兵隊がどこに潜んでいるかも明らかに出来る。

多くの諜報機関は北朝鮮に関する情報を得られないでいる。閉鎖的体制の北朝鮮には潜入する事が至難の業だ。しかし偵察衛星なら地表を監視できる。

しかし偵察衛星によるイミントも万全ではない。相手国が重要施設を地下に潜らすと撮影出来なくなるし、衛星が上空に居ない時間帯に移動等行うならその情報を掴む事ができないからだ。

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インテリジェンスー2

ファーウエイー2

元々アジアやアフリカで強いファーウエイがヨーロッパ、中でもドイツへの進出を目指している。その最前線がドイツ西部にある工業都市、デュイスブルグだ。デュイスブルグはファーウエイの5G と合わせてスマートシテイの導入にも舵を切った。

スマートシテイのコンセプトは5Gのネットワークで町全体をつなぎ、市役所の業務は全て電子化。渋滞を改修して、都市機能を飛躍的に向上させ、最先端の都市を目指す。

スマートシテイを決めた中国担当のヨハネス、フル氏は深センでスマートシテイを視察した事が決め手になったと言う。技術が優れており、費用が安いので迷いは無いと言う。

一方デュイスブルグは中国にとっても新しい意味がある。中国とドイツが新しいシルクロードを築く為の拠点となる。

一帯一路は鉄道と港の建設を通じてアジアとヨーロッパを繋ぐ壮大な戦略だが、その終着駅がデュイスブルグだ。さらに中国は一帯一路に沿って「デジタル、シルクロード構想」を打ち出す。

中国企業が5Gの通信網を整備し、そこにスマートシテイ等のハイテク技術を輸出し、中国発の巨大デジタル社会を、作り上げる構想だ。

ファーウエイは中国の、国家戦略にとつて、民間企業でありながら、不可欠の存在となっている。ファーウエイはデジタル、シルクロード構想の最先端で通信インフラの建設を進める企業となっている。

今デュイスブルグにはスマートシテイを決めた事により、中国企業が続々と進出しようとしている。

中国深センを中心に電気自動車を手がけるハイテク企業が今開発しているのが、ネット通販で注文を受け取ると、その荷物を無人で届ける事が出来る自動運転車だ。ファーウエイの5Gを利用して、研究開発をすすめている。

ファーウエイー3

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ファーウエイー1

インテリジェンスー2

シギントーシグナルインテリジェンスー通信を盗聴して情報を得る。現代はシギントで得る情報は膨大である。
その代表がエシュロンでアメリカのNSAが中心となって運用する世界規模の通信傍受体制で無線、固定電話、携帯電話、電子メール等を傍受する。


シギントの歴史は無線の歴史と重なっている。
敵国の外務省や軍隊の無線を傍受すれば敵の様子がわかる為、無線傍受技術が発達し又同時に暗号化技術が進歩した。軍事情報を無線で送るには暗号化が欠かせない。


傍受側は敵国の暗号をいかに解読するかが課題になる。暗号の制作、解読技術は一国の運命を左右するほどの重要な技術になつた。

第二次世界大戦では日本海軍の暗号はアメリカに解読されていた。世界最大と言われた軍艦大和は出陣のその日に爆撃された。ドイツのエニグマ暗号がイギリスに解読されていた。解読された日本、ドイツは敗戦に追い込まれている。

1921年のワシントン会議では日本の外交暗号がイギリスとアメリカに解読され、交渉を有利に進めた。日本はシギントでは痛い目にあった。

暗号戦では解読しても相手に悟られないことが大切である。相手が気づけば、暗号を変えてくるからだ。その為各国は自らのシギントの能力を明らかにしない。

1983年大韓航空機が予定進路を外れてソ連に爆撃された時、日本の自衛隊はソ連の暗号を解読していたが、当初その記録の提出を渋った。

その後公開し、通信能力の高さを証明したが、その結果ソ連空海は暗号強度を引き上げ、それ以後ソ連の暗号は読めなくなったと言われている。

インテリジェンスー3
インテリジェンスー1

インテリジェンスー1

サイバー攻撃がいよいよ現実的になったこの頃、昔から情報の奪い合いが繰り返されているが諜報活動は益々盛んになつている。現代世界の至る所に諜報機関があり、スパイがいる。英語では「インテリジェンス」と言うそうだ。

インテリジェンスが集める情報は「スパイ」からだけで無く、「通信」からや「映像」から得る情報は増えている。他に公開情報からも得る。国が行う諜報活動に対して、それを防ぐ防諜活動もある。これは情報を盗まれないようにする活動である。

自国内に潜入したスパイをいかにアプリ出すか、通信情報をいかに暗号化するか等が主な任務になる。

ヒューミントー最も古典的な「人的諜報」である。人から情報を聞き出したり、盗み出した書類から情報を取ったり、ビルを監視し、変化を観察する等、人的諜報は諜報の中心であり続けたが、ハイテク化した現代では変わってきている。

現代では通信(シギント)や映像(イミント)の情報が飛躍的に発達し、ヒユーミントの占める割合が小さくなつている。

映像や通信による入手は人的リスクが無い。偵察衛星から地上を監視するだけで情報が得られる。一方で人的諜報は敵地に潜入しなければならなく、比重は下がっている。では不要かと言えばそうではない。いくらハイテク化されても重要であり続ける。

それは通信、映像の情報は限界がある。相手国の要人が何を考えているか、何を恐れているかは人的諜報しか分からない。
2001年9月11日の同時テロは防げなかった。それは人的諜報を軽視したからと言われる。


但し人的諜報は育てるにも、目的地に潜入するにも膨大な予算と時間がかかる。さらに二重スパイが紛れ込みやすい。それを見破るには人間的経験、洞察力、直感等の人間的能力を問われる。

インテリジェンスー2
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サイバーとビル管理ー23

大阪の春ー4

2019年5月、星野リゾート(長野県)は新たなホテルの計画概要を発表した。場所は大阪のJR と南海電鉄が乗り入れる新今宮駅前で、施設名称は「星野リゾートOMO7 大阪新今宮」。

建物は地上14階、客室数は436室の都市観光ホテルで、22年4月の開業を予定。コンセプトは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市ホテル」。

新今宮駅に隣接した1万4千平方メートルの敷地には緑のガーデンを確保し、カフェテリアやショップ、温浴棟も設ける。

大阪のシンボルの通天閣や新世界も散歩圏内にあり、都市観光を楽しむ人には魅力的な好立地だ。

この地域にとつても大きく変化する機会である。街の再生と新たな魅力の発揮は住民にとっても新時代への一歩となるだろう。

大阪の春ー5
大阪の春ー3

大阪の春ー3

大阪維新の会が大阪都構想の是非を決める2回目の住民投票が2020年の秋からふゆにかけて実施される事になった。 維新の会は府知事、大阪市長のトップに加え、両議会で多数を握り、反対派の公明党も賛成に回った。

2015年の最初の都構想住民投票では反対50.4%,賛成49.6%とわずか1万票で敗北した。その敗北で、党の顔であった橋下徹氏の引責引退となった。

しかし過去の新党とは異なり大量の地方議員と首長を生み出し底力となって継続して来た。自民は世襲議員が多く、対して、維新候補は清新な候補者が多く、太刀打ち出来なかった。

12/10に都構想法廷協で財源配分などを合意、新しい4区は淀川区は新大阪、北区は梅田、中央は難波、天王寺区は阿倍野と位置付けをした。

早ければ来年4月から住民説明会が開かれ、半年後に2度目の住民投票が行われる。目指すモデルは東京都の23区、これが4区にあたる。

賛成多数になれば大阪市は解体されるが、大阪府は変わらない。大阪の4区の規模はどんなものか、東大阪市より大きいが堺市よりは小さい。

中之島の大阪市役所は、新たな4区の合同庁舎となる。
都構想による経済効果は維新側は10年で1.1兆円と試算、反対する側は年間1億円ぐらいとかけ離れている。


大阪では東京五輪以上の経済効果が見込める万博が2025年に、その前後にIR(統合リゾート)ができる。それまでに早く都構想を実現してほしいのが大阪府民、市民の気持ちだろう。

大阪の春ー4
大阪の春ー2

大阪の春ー2

2020年は東京五輪の開催を控える特別な年だが、大阪も節目を迎える。大阪万博から50年、花博から30年となる。2026年の万博まで5年を切り、大阪府民の関心も高まりつつある。

2025年の関西万博は大阪市此花区の人工島、夢洲( ゆめしま)を会場に、2800万人の来場を見込む。

テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。20年秋には基本計画を作る予定だ。

何が飛び出すか分からないが、「若返るパビリオン」や「認知症の人が快適に暮らせる社会」や「月の環境のさいげん」など多彩な案が出ている。

運営主体は官民組織「2025年日本国際博覧会協会」で万博に反映するアイデアも募集中。建設費や交通手段など課題も山積だが、未来社会の創出に向け、官民の団結が求められている。

大阪の春ー3
大阪の春ー1